上信電鉄乗り歩き〜6

9/10朝9時過ぎにホテルを出て高崎駅へ。入場券を買ってホームへ向かいます。

0947発の信越線横川行きSLレトロ碓氷号の発車を見送ります。さすがはSL列車。乗客とギャラリーが交錯してホームは混雑。特にD51の周りは老若男女集まりカメラを向けています。

ギャラリーを入れないように撮るのは大変です。構図云々を気にしている場合ではありません。

レトロ碓氷号は高崎に残る旧型客車での運転で、古き良き時代のSL列車を体験できますが、冷房装置などついていないので、残暑厳しいこの日は乗ってゆくのも大変でしょう。

横川からの折り返しはELレトロ碓氷号として戻ってくるので、後ろにはEF65 501号機電気機関車が連結されていました。ブルートレイン牽引機という印象が強い機関車で、ちょっと懐かしい感じがします。SLレトロ碓氷号の発車を見送ってから高崎駅を一旦出て、上信電鉄本社へ向かいます。

上信電鉄本社と検車庫では「頑張るぐんまの中小私鉄フェア」をやっており、車庫にも入れそうなのでやってきました。群馬県の上信電鉄、上毛電気鉄道、わたらせ渓谷鐵道と東武鉄道、JR東日本高崎支社が参加しており、各社のグッズを販売するほか、上信電鉄の車庫を見学できます。

もちろん上州のシーラカンスことデキ1型電気機関車も展示されており、運転席も見学できるようになっています。

1924年にドイツ・シーメンスシュケルト社で3両が製造された凸型電気機関車で、貨物列車や国鉄から乗り入れてきた臨時客車列車の牽引をしていました。1994年の貨物列車廃止後は工事列車やイベント時の臨時列車に使用されることもあります。車体にはシーメンス社の製造銘板が取り付けられています。

デキの横には検査中のデハ204が台車を抜かれた状態で床下機器見学に用いられていました。

暑かったのでぐるっと回っただけで、休憩車両として開放されているぐんまちゃん電車で涼みます。涼んでいるうちになんだかあちこち回るのが面倒になり、iPhoneで上野東京ラインの時間を調べます。

上信電鉄の制服を着たぐんまちゃんに見送られて会場を後にして高崎駅へ。帰りは高崎1052発の上野東京ライン東海道線直通の熱海行きに乗って帰ります。グリーン車の階下席に座り東京駅まで。冷たい飲み物を飲みながら本を読んで過ごします。日曜日の午前中ともあり熊谷あたりでほぼ満席になりました。東京駅には1246に到着。お昼を食べていないので東京駅でお弁当を買って京葉線に乗って帰宅しました。

台風一過

夜中に台風の暴風域にはいり風雨が雨戸を叩いていました。朝には台風は過ぎ去り、夏が戻ってきたような天気になっています。急激な気温の変化で体がおかしくなりそうです。

台風が余計なチリを吹き飛ばしてくれたらしく、富士山が見えています。
写真は京葉線葛西臨海公園駅から。