12月23日の世界戦といえば

 名城信男からタイトルを奪取したウーゴ・カサレスに久高寛之が挑戦するWBA
Sフライ級タイトルマッチが いよいよ明後日に迫っている。

 挑戦者の久高は08年7月に坂田健史、09年5月にデンカオーセンの持つWBA
フライ級タイトルに挑戦したものの いずれも判定負けし、1階級上げての3度目の
世界挑戦である。

 今回注目したいのが12月23日という日程だ。

 12月23日は現在の天皇誕生日だが、この日に行われた世界戦は3試合。
 
 最初が薬師寺保栄がWBCバンタム級王者の辺丁一に挑戦し、僅差の判定勝ちを
収めた93年。

 続いて飯田覚士がWBA Sフライ級王者のヨックタイ・シスオーに挑戦して判定
勝ちを収めたのが97年で、ヘスス・ロハスに判定負けして3度目の防衛に失敗
したのが98年と合計3度あり一応2勝1敗と勝ち越しているし新王者が誕生して
いる。

 面白いのが過去3度は名古屋のジムの選手で、そのうち2度は今回 久高が挑戦
するWBAのSフライ級タイトルなのだ。

 特に驚いたのが97年に飯田がヨックタイからタイトルを奪取した試合。

 96年の4月29日に当時のWBA王者だったアリミ・ゴイティアにKO負けした飯田は
1年後の97年4月29日にゴイティアをKOしたヨックタイに挑戦し優位に試合を進め
たものの、残念ながら1-0のドローで獲得失敗に終わっていた。

 そして1試合も挟まずにダイレクトのリターンマッチが行われたのが約8ヵ月後の
12月23日で、1Rにタフで有名なヨックタイから左ストレートでダウンを奪うと、 
その後も焦るヨックタイが2度減点されたのに対し、終盤スタミナ切れを起こして猛
反撃を受けてピンチに陥ったが逃げ切り王座獲得となったのだ。

 久高にとって初めての地元開催だし、今年の5月にタイでWBCフライ級1位の
パノルムンレックと対戦して8Rに逆転KO勝ちして勢いには乗っているのは間違い
ない。

 ただし王者のカサレスは強敵なので勢いだけでは厳しい試合になるだろう。

 久高にとって3度目の正直と天皇誕生日に新王者が必ず誕生しているジンクスが
はまるかどうか・・・・・
 残念ながらTV中継はスカイAでしかOAされないのでTV観戦すら無理だが、
新王者誕生のニュースを楽しみに待ちたい。

  
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
歯がゆい試合 (屯田兵)
2010-12-23 17:44:26
挑戦者だもん手ださなきゃ117-111
カサレスの事だおカネ次第で 亀2とやるかもね
 
 
 
今日のネタで (こーじ)
2010-12-24 00:17:01
>屯田兵様
 とりあえず今日のネタで扱ってますから、楽しみにしてくださいね。
 
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