おせち番組にスポーツ選手を出演させる事について

 年明けに息子達が見る事に拘っているのが元日のTOKIO×嵐の
ウルトラマンDASHや2日の とんねるずのスポーツ王は俺だ!

 特に元日は新春スターかくし芸大会が終わったという事で家族
揃って見ているのだが、この番組のウリは中村俊輔のフリーキック
などスポーツ選手の特技を披露するコーナーで息子達も大いに喜ん
でいる。

 一方とんねるずのスポーツ王は錦織圭や野球の日本代表メンバー
などが登場して、とんねるずのメンバーとゲームをしている。

 この手の番組について年配者がターゲットの某週刊誌などでは
‘長嶋茂雄や王貞治達はこういう番組には出なかったし、スポーツ
選手をバカにしている’という論調で批判する記事が載っている。

こういう記事をありがたがるのは美空ひばりなどのスター達を
神格化し崇拝していた世代で、ONや大鵬・柏戸らスポーツ選手も
同じような扱いで見ていただろうから気持ちは分からないでもない
けど時代が変わった事を認識する必要がある。

 昔は芸能スターは私生活を明かさない孤高のタイプが好まれて
いたのに対し今ではAKBのように親しみが持たれるタイプが受け
る時代で、スポーツでもスター選手が親しみを持たれるように務め
るようになっている。

 特にアーチェリーやフェンシングなど一般人に馴染みの無い競技
などは こういう番組でライトな層にアピールする事で親しみを持っ
て応援してもらえるようになるし、彼らの持つ技の凄さを知らしめ
る事もできるのだから認知度を上げるという意味でも重要だ。

 特に正月番組は子供達も見ているので選手達に親しみを持って
もらう事で裾野を広げるという意義もある。

 長嶋や王に大鵬らがスターだった頃は黙っていても野球や相撲を
する子供が多くアピールの必要はなかったのだが、今では好みの
競技が多様化したのに対し少子化で人材獲得の必要があるという
事情も頭に入れておくべきだろう。

 もっとも松井秀喜のように こういう流れに与しない選手もいる
のだから、それだけは忘れてはいけないだろう。

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