ウルトラマンの八つ裂き光輪に ついて

 先日ウルトラマン列伝でグビラ編がOAされていたのだが見ていた息子達が
驚いたのがウルトラマンの切断技である八つ裂き光輪がグビラの鼻先に付いて
いるドリルで跳ね返されたのだ。

 八つ裂き光輪が初登場したのはバルタン星人再登場編の16話。

 スペシウム光線をスペルゲン反射鏡で跳ね返されたのに対し、スペシウム
光線のエネルギーをリング状に丸めたもので敵をスペシウム光線のように
爆殺するのではなく切断するという決め技だからインパクトが強かった。

 つまり‘スペシウム光線が効かない相手に使用する’と思っていたのだが、
意外にもグビラやキーラから跳ね返されたりゼットンのバリアを貫通できず
倒したのは2代目バルタン星人と2代目レッドキングぐらいだろうか。

 とはいえ八つ裂き光輪にはウルトラマンにおける新技披露イベント的な意味
合いがあったのではないかと思う。

 八つ裂き光輪登場前のウルトラマンの必殺技は対ジラース戦のウルトラ霞
斬り
ぐらいで投げ技などを使用しない場合はスペシウム光線で倒しているのを
考える
と‘2クール目あたりから新しい技を・・・・’という事で できたのではない
かと
思う。

 新しい必殺技というのは ある意味イベント的な要素を持つので次番組の
セブン
でもエメリウム光線よりも強力だが最もエネルギーを消費するワイドショッ
トを
13話の対アイロス星人編で披露しているし、帰ってきたウルトラマンでは
ウルトラ
史上初の後付アイテムであるウルトラブレスレットをセブンが届けると
いうEPが
18話。

 またミラーマンでも12話の題名が‘出た!シルバークロス’という これまで
使用していた必殺技よりも強力な技・シルバークロスの お披露目編にしている。

 やはり新しい必殺技はインパクトが強いし、特に敵を切断するという技を最初
見たときの衝撃は凄かったので以後の作品に大いに影響を与えたのは間違い
ない
だろう。

コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
新兵器のインパクト (怪人太郎冠者@1553)
2012-02-13 18:40:12
本放送で16話見ましたが、あのインパクは凄かったですよ。月曜日は教室の話題になってましたから。
けど確かにこのあと、怪獣を仕留めたのは25話だけですからね。
その後、31話のアタック光線と38話のウルトラサイコキネシスも強烈でした。
何でも22話でミラーナイフの原型技を(実相寺監督が難色を示したらしいです)、32話では冷凍光線を出す予定だったみたいです。
13話の延長がされていれば、科学特捜隊ともども殆んどの回が新兵器祭りだったと思います。37話でジェロニモンの羽根を撃ち落とすときも、まぼろしの「ジャイアント作戦」でお披露目のシルバーソードだったかも。
もしかしたら、ワイドショットも当初はウルトラマンが使う予定だったかもしれません。ワイドは「広い」ですから、何に対してワイドなのかからそう思うだけですが。
 
 
 
八つ裂き光輪 (トクタサツオ)
2012-02-13 21:22:41
トクタサツオもインパクトを受けた1人です。

またスペシウム光線はテレビの予告編や雑誌等で、名前がもうかなり有名でしたが、こちらは予告なしでしたから、本当に驚かされた記憶がありますね。

ただし我々はこれによく似たものをこれより前に見ているのです。

アニメですが「宇宙エース」のシルバーリングというものなのですが・・・。

こちらは切るだけでなく、乗ったりすることも可能なのですが・・・。

ただもちろん特撮、いわゆる実写では最初でした。

でもそういえば、けっこう跳ね返されているのですね。

そういえばセブンのアイスラッガーも案外返されています。

「デビルマン」のデビルカッターもまたそうです。

案外手裏剣のようなもので、必殺の武器ではないのかもしれないです。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2012-02-13 22:50:23
>怪人太郎冠者@1553様
 月曜日に八つ裂き光輪を投げるポーズをみんながやっていたような光景が目に浮かびますね。

 仕留めたのは いずれも飯島監督作品ですね。

 たしかに1年間OAされていたら更なる新技が披露されていたでしょうし、そうなるとミラーナイフのような
ポーズの技が出てくるのも必然でしょうね。

 アタック光線も もう少し見てみたかった気がしますよ。

>トクタサツオ様
 予告なしでの披露ならインパクトは更に強いですね。

 シルバーリングは聞いたことがありますね。

 切断技は意外に跳ね返されやすいというのはあるかもしれませんね。
 
 
 
祭りの前兆 (怪人太郎冠者@1553)
2012-02-14 22:16:21
31話以降のウルトラマンは文字通り、新兵器祭りでした。列挙しますと
ウルトラマン
31話 アタック光線
32話 冷凍光線(予定)
33話 スラッシュ光線
34話 なし
35話 なし
36話 この回はスペシウムで怪獣を仕留めた最後の回
37話 バリヤー
38話 ウルトラサイコキネシス
39話 キャッチリング
科学特捜隊
31話 なし
32話 熱さまし
33話 ビートルの外装が強化された?
34話 いろいろと出てきました
35話 なし
36話 QXガン
37話 スパーク8
38話 白鳥 万能タンク SNKミサイル ニードルS80(ウルトラ警備隊は同銃を改良してヴァーチカルショットとして使用?)
39話 無重力弾

31話からの新兵器祭りは恐らく、予定だった13話の延長を見込んだものではないかと思われます。
32話のパティの登場も、金城氏の(私的?)構想では新隊員、それも外人という流れからではないかと思われます。
また、ワイドショット・ウルトラマン説ですが、ウルトラマンの場合、何だかんだ言ってもスペシウム光線は代名詞、そのスペシウムのインパクを発展させた効力な光線として位置づけるも、まぼろしの光線に終わったと思われます。
 
 
 
訂正 (怪人太郎冠者@1553)
2012-02-14 22:17:38
>ウルトラ警備隊は同銃を改良して
>ヴァーチカルショットとして使用?
エレクトロHガンの間違いでした。
 
 
 
なるほど (こーじ)
2012-02-14 23:23:04
>怪人太郎冠者@1553様
 なるほど、こうして見ると壮観ですね。
 34・35話は光線技嫌いの実相寺作品ですから、仕方ないですね。

 ザラガスはスペシウム光線で倒してますが、コイツこそスペシウム光線で倒せそうも無い敵のような気がします。

 こうしてみると延長されていたら光線技のバラエティショーのようになったかもしれませんし、オモチャ屋とのマーチャンダイジングがセブンの頃のようにできていたら確実に延長ではなかったかと思ってしまいます。
 
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