またしても実業団ランナーが惨敗した東京マラソン

無職の逆境に耐え五輪切符=藤原新、力をため確信のスパート―東京マラソン(時事通信) - goo ニュース

 今日行われた東京マラソンで08年に2位だった藤原新が2:07:48のタイムで
2位に
入り、ロンドン五輪男子マラソンの有力候補の一番手に上がった。

 レースは序盤からハイペースで飛ばす外国人達に対して2番手集団につけ、
中盤
からペースアップし26㌔過ぎに抜け出して日本勢でトップに立つと32㌔
地点で4位に
順位を上げて最後の1㌔でスパートをかけてハイレ・ゲブレシラシエ
らを抜いて2位
まで順位を上げてゴールしたのだった。

 レース前は公務員ランナーの川内優輝に注目が集まっていたのだが川内は
再三
給水に失敗するなどリズムに乗れず、両足に血豆ができるなどのアクシデン
トも
あり14位に終わった。

 藤原は4年前の北京五輪選考レースとなった東京マラソンでも2度目のレース
ながら
2:08:40の好タイムで2位に入り一躍代表候補に上がったのだが、尾方
剛が実績を買わ
れて選ばれ補欠に回ったという事があった。

 一昨年の2010年の東京マラソンでも2位に入っているのでコースとの相性も
いいの
だろう。

 それにしても藤原新といい川内優輝といい実業団に所属してないランナーが好
成績を残しているのに対し、実業団のランナーは何をしているのかという事になる。

 藤原や川内は実業団のように企業の庇護を受けられないのでレースに出て結果
残さないとダメというプロに近い意識で出場しているのに対し、実業団のランナー
達は
企業の庇護を受けているので宣伝に当たる駅伝の練習をしないといけない
ためマラソンに
対する勝負への厳しさに欠けるのではないだろうか。

 海外のプロランナー達と同じような境遇で走っている藤原や川内に対し、駅伝で
結果を
残して所属企業の宣伝さえしていればマラソンで結果を残せなくても影響
の無い実業団の
ランナーとではプロ化の時代に差はハッキリとしてくる。

 おりしもロンドン五輪の男子のボールゲームでは先日行われたサッカーこそ出場
権を ほぼ手中にした感はあるが、バレーやバスケットにハンドボールなどは軒並み

出場は不可能になっている。

 サッカーと他の競技の違いはプロとアマの違いだから、もはや五輪はプロでなけ
れば
活躍できる確率は低い。

 そういう意味ではマラソンも1日も早くプロランナー達を育成しなければ、ただで
さえ
身体能力の高いアフリカ勢がプロとして賞金レースで凌ぎを削っているのを
考えると未来永劫 太刀打ちできないだろう。

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