ゴジラを倒せる？方法の1つが無効に

　今から30年前に公開されたゴジラvsモスラはフィリピン沖で孵化
したばかりのモスラ幼虫とバトラ幼虫にゴジラの3つ巴の戦いの後、
海底火山の噴火にのまれて3体とも行方不明になるのだがゴジラは
何と地底のマグマを泳いで富士山の噴火の中から出現している。

　これを見た時に‘反則やろう’と、思ったのだった。

　怪獣映画というのは最後に怪獣は倒されたり行方不明になる結末
が多く、どうやって倒すかというのが問題で倒す手段の1つが火山
の噴火に巻き込ませるというのがある。

　実例として84ゴジラで帰巣本能を利用して三原山火口に誘い出し
爆薬を仕かけて噴火を誘発させゴジラを沈めているが、この方法を
ゴジラ相手に使っても意味がないという事になるのだ。

　54ゴジラでゴジラを倒したのは芹沢大助博士が作ったオキシジェ
ンデストロイヤーで、これを使えたのは今作のみだった。

　以後ラドンは阿蘇山を噴火させて2体をバランは藤村博士が作った
特殊火薬を飲み込ませて、マンダはアトミック冷凍光線でドゴラは
ジバチの毒で細胞が結晶化する事を突いて噴霧して倒している。

　またフランケンシュタインは国内版では地割れに吞み込まれて、
サンダとガイラは海底火山の噴火に巻き込まれて行方不明という
結末だから火山の噴火に巻き込ませて倒すというパターンが最も
使いやすい方法だろう。

　そこでゴジラvsモスラ以降はFINAL WARSで一時的に南極で氷漬
けにしたり、シン・ゴジラは血液凝固剤をゴジラの口内に流し込
み凍結させるという作戦が現実的になっている。