さすがにムチャな帰ってきたウルトラマンのバキューモン偏

　BS-11でOAされている帰ってきたウルトラマンで24日OAされたのが ‘暗黒怪獣星を吐け’で、息子達と一緒に見ていたのだが あまりのスケールの
大きさに小学生の長男などもア然としていた。

　このEPは さまざまな星を吸収して巨大化し北斗七星やカニ座の星を飲み
込んでいく暗黒怪獣・バキューモンが登場する。

　当然のように体長は無限大である。

　私も最初に見たのが小2だったが‘何この話？’と当時理解不能だった
事を覚えているし、天文台の所長を死神博士・天本英世氏が演じていた
ぐらいしか記憶にない。

　北斗七星が消えた後にカニ座までが吸収されかけカニ座怪獣ザニカが
地球に落下して星が吸収される毎に苦しんでいたのだが、ウルトラマンは
ザニカと戦ってしまう。

　とはいえ郷秀樹の時に暗黒怪獣の存在を知っていたし地球まで狙われて
いるのを知っていたので、ウルトラマンになってザニカと戦っている最中に
本当に倒す相手はバキューモンだったという事に気付くのは‘？’だ。

　しかもバキューモンの体内にウルトラマンが突入し、もの凄い圧力に悩ま
されながらウルトラブレスレットを変形させたブレスレットニードルで内部から
切り裂いて吸収した星を吐き出して爆発する。

 　強いのか、弱いのか分からない怪獣だ。

　科学的にツッコミどころ満載だが、そもそも星を飲み込んでいくぐらいの
デカイ怪獣が身長40ｍのウルトラマンの突き刺す武器で体内を切り裂か
れて死ぬというのは かなりのムチャがあるだろう。

　ある意味 東宝映画の妖星ゴラスのような天体衝突EPなのだから、ザニカ
のような怪獣を出さずに対バキューモンの話だけで押し切って欲しいと
思った。　

　まぁウルトラマンと怪獣の戦いがないと当時の子供が納得しないという事で
ザニカを出したのだろうが、厳格なキャラである伊吹隊長が

‘カニそっくりだからカニ座から来た’

などと言うのも今では笑い話ではあるが・・・・