23日夜に見たスター・ウォーズ/最後のジェダイは先日‘シーク
エル・トリロジー版の帝国の逆襲’と感じたのだが、実際に終盤の
石の惑星クレイトでの攻防戦は帝国の逆襲の氷の惑星ホスでの攻防
戦を髣髴させていたしカントニカはべスピンの雰囲気という事か。
最後のジェダイではクレイトの戦いが終盤に来たわけで帝国の逆
襲と反対だなと思っていたら、よくよく考えてみると最後のジェダ
イは新たなる希望から帝国の逆襲までの物語という立ち位置とも
いえる。
実際に新たなる希望のクライマックスでデス・スターを破壊し壊
滅を免れたヤヴィン第4惑星の反乱軍だが、基地自体は既に帝国側
から発見されており攻撃を受けるのは時間の問題だった。
だから新たなる希望と帝国の逆襲の間のストーリーでヤヴィンの
基地を放棄して新たな惑星を発見し基地を作る必要があったわけで、
最終的に氷の惑星ホスにエコー基地を建設する事になる。
当然ながらホスに移動するまでに帝国側の苛烈な追撃があったは
ずだし、それゆえのドラマもあるわけだから最後のジェダイではそ
ういったポイントにスポットを当てたのではと思えるわけでローグ
ワンが新たなる希望直前のEPのように今回は帝国の逆襲の前のEP
という事になるのだろうか。
それにしてもスター・ウォーズシリーズの惑星セオリーが見事に
今回も当たった事になる。
すなわちジェダイ&反乱軍&レジスタンスが優勢になる惑星には
ナブー・オルデラン・ヤヴィン・ダゴバ・エンドア・ディカーに
オクトーなどの共通点は緑に覆われている事で、逆に緑がない惑
星では苦戦するというパターンである。
やはり新たなシチュエーションは大事ではあるが伝統的な流れ
というのも継承しないと最初から見ているファンには不評だろう
から、こういう設定をしっかり守ってくれている製作サイドには
シリーズへのリスペクトが感じられるわけである。