ウルトラマンガイアEP5・もう一人の巨人

 藤宮博也=アグルが本格的に登場するEPだが我夢の母親や思い出し
たくない過去、故郷に対する複雑な思いなど盛りだくさん。 
 また我夢の実家が千葉という事が判明。

  敵キャラも質量の殆どが海水で、どんな攻撃を受けても復元してしまう
という強敵だ。 

 我夢はEP2でXIGに入隊し、エリアルベースに乗り込んでからは大学にも
行ってないので石室コマンダーから‘ちゃんと家に帰って家族に説明して
くるように’と命令される。 
 エリアルベースからはシャトルの定期便で日本に戻り、バスで千葉の
実家に帰るのだがシャトルから海を眺めていた時に海中に巨大な影を
発見する。
 ところがエリアルベースに連絡するもののセンサーには反応しない。

 若き天才科学者と言われる我夢だが、子供の頃は高過ぎる能力ゆえ
いじめにあうトラウマがあった。
 このシチュエーションはティガの‘拝啓ウルトラマン様’ にも出てくる
平成シリーズ独特のもの。
 だから故郷に戻ると嫌な思い出が蘇ってしまう、故郷に帰りたくないと
いう気持ちは分かる。
 それでも自宅に戻って母とゆったりとした時間を過ごすのだが・・・・

 そのとき海から怪獣・ボクラグが出現。
 ボクラグから出ている霧をライトニングからサンプリングしてもらって
分析した結果、海水という事が分かる。
 怪獣の質量は海水なので体温も低いのためスキャナーに引っかから
ず、ミサイルで攻撃してもミサイルの火力では消されてしまうのだ。
 高熱を浴びせないと倒せないが、そうしたら故郷が全滅するのでファイ
ターの攻撃を躊躇し自ら変身しようとするが・・・ 

 突然、冒頭で薄暗い部屋で体を鍛えていた男が我夢の目の前に現れ
おもむろに変身する。

 ウルトラマンアグルの登場だ。

 アグルはガス貯蔵タンクにボクラグに投げ飛ばす、高熱で蒸発させる
のが目的だろうが周囲には被害を及ぼす可能性がある。
 ガイアなら ここまでやらないだろう。 

 アグルブレードで腕を切り落とすが、すぐに再生し腕のハサミに挟まれた
ままピンチ。
 ここでガイアが登場し頭を蹴り飛ばすものの、またしても再生。
 そうしている間に腕のハサミで捕えられピンチに陥る。
 そこにアグルがリキデーターを捕えられているガイアごと浴びせて吹き
飛ばした。 

 戦い終わって謎の男=藤宮は我夢に言った。
‘根源的破滅招来体を阻止できるのはアルケミー・スターズなんて仲良し
グループじゃない。
 それが分かったから俺は辞めた、地球にとって人類とはガン細胞だよ。
 増殖し続け、地球を汚し続けるだけの存在’

 そう、アグル=藤宮はアルケミー・スターズに所属していたが人類では
なく地球そのものを救うためにアルケミー・スターズを辞めたのだった。

 ここに地球=人類を救おうとする我夢と、あくまで地球だけを
守ろうとする藤宮のスタンスの違いが鮮明になるのだ。

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