ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
日本人対決は燃えない!
今日行われたWBA&WBC世界フライ級のダブルタイトルマッチでは、
王者の坂田健史と内藤大助が それぞれ防衛に成功した。
挑戦者は、いずれも日本人。
つまり日本人対決の世界戦がダブルで行われたのだ。
現在の日本フライ級はレベルが高いので、こういうのもアリではある。
WBA王者の坂田は3位の久高寛之を大差の判定で下し、WBC王者の
内藤も日本王者の清水智信に9Rまでリードを許しながら10RにKO勝ち。
王者の強さと挑戦者の頑張りが試合を盛り上げたが、私的には物足り
なさが拭えないのだ。
ファイティング原田の試合をライブで見た最後の世代である私にとって
世界タイトルマッチとは日の丸を背負って外国人と戦うモノ。
日本人同士の世界戦とは沼田義明ー小林弘のような1位相手の指名
試合ならまだしも、安易に行うべきではないという感覚がある。
昭和の日本人決戦は6試合しか行われてない。
平成に入ってからも94年11月までは鬼塚勝也ー松村謙一の1試合のみ。
ところが94年12月の薬師寺保栄ー辰吉丈一郎戦からは18年間で11
試合も行われているのだ。
薬師寺ー辰吉戦の負の遺産というべきだろう。
例えば今日のWBAタイトルマッチなら坂田が勝っただけで嬉しく思える
が、久高相手なら‘ここまでリードしているなら何で倒せない!’と思ったり
する。
WBCタイトルマッチに至っては今日のように途中採点では8R終了時点で
0-2と内藤がリードを許していたら、かなりの緊迫感に包まれているし
10Rにダウンを取ったときには大喜びできるはずだった。
ところが清水相手なら‘内藤が勝ってよかったけど、清水が勝ってもベル
トは日本に残るから・・・・’と妙に緊張感がないため燃えにくいのだ。
そう、日本人対決は‘どっちが勝ってもベルトが日本に残る’ という安心
感と‘両陣営の応援団が動員されるのでチケットが捌ける’というメリット
がある。
確かに名の知れない外人相手よりも、事前にしっかりとした情報があって
チケットも捌きやすい日本人相手の方が興行的には楽だろう。
しかし地元の選手の応援一色で日の丸を背負って戦う緊迫感という
最高のスパイス抜きの試合になるし、世界戦の価値が下がるというデメ
リットもあるのだ。
最後に内藤の勝利者インタビューの最中にヤ○ザ一家の長男が乱入し
内藤を祝福していた。
ホント、
いらんことばかりしやがって!
どうせT○Sの差し金だろうが、祝福するなら
インタビュー終了後にするのがマナーである。
今回のウリは日本のフライ級のトップが終結して戦うイベントだから、
自分の存在をアピールしたかったのだろうが場内からはブーイングも
起きていて全くの逆効果だった。
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年末に内藤対カメ戦をどうしても作りたいTBSの考えが、モロに出てましたな。
カメは坂田ねらえ、どっちにしろこのままだとAもCも東洋選手権なので、どっちも1つ挟んでからカメやら統一やりゃいい。裏ではあーだった。こうだったじゃなくBOXINGが見たいの
メキシコ人の次期挑戦者、内藤とかみ合いそうで面白いよ(パンチあるけど脆い)
自分はそれを、亀は坂田選手狙えばいい(猛牛のような突進さばけないよおそらく」
ただ、終わったあとに物足りなさが残るのも事実。
辰吉vs薬師寺以降の日本人対決で良かったのは畑山vs坂本くらいですかねぇ・・・
亀については素の反応で「あ、コイツまだ居たんだ!」と、変に感心しちゃいました。
亀一号は馬鹿亀一家の中ではまだまともな方だと思うので、真面目に国内戦をこなした上で世界を目指してもらいたいですね。
私も同感です。
それとカメにとって内藤よりも清水の方が戦いやすいので、実況は妙に清水びいきでしたね。
もはや協栄とは仇敵なのに・・・・
>Shingo-Ringo様
辰吉ー薬師寺戦や、畑山ー坂本戦は見ごたえがありました。
しかし徳山戦をはじめとした日本人対決は、あまりにも安易ですよ。
昔ならノンタイトル戦のようなカードが多いですからね。
亀1号は清水や中広らと挑戦者決定戦をやってから
坂田なり、内藤なりに挑戦すべきでしょう。
>白熊X様
Jバンタムの名城戦もイマイチですね。
内藤はサービス精神旺盛ですから、それなりに対処してましたが坂田相手だと あんな感じにはならなかったですよ。
やはり輪島みたいに地元で凱旋防衛戦をやらないと
いけませんよね。
ミランダ相手の指名試合が有力ですが・・・・
具志堅みたいにならない事を祈ります。