ホークスの開幕投手は10年連続で中継ぎ上がり


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/baseballking/sports/baseballking-267386

 春の選抜高校野球も開幕し球春たけなわという感じの中、26日
に開幕するプロ野球の開幕投手達の顔ぶれが決まったようだ。

 昭和の時代は予告先発がなかったのでギリギリまで‘誰が開幕投
手か?’的な憶測が飛び交っていたのだが、最近は予告先発がなく
ても中6日で登板するためプレシーズンゲームの金曜日に登板する
投手が基本的に開幕投手という事になるので分かりやすい。

 顔ぶれを見るとジャイアンツの菅野智之をはじめスワローズの
小川泰弘にカープの大瀬良大地、イーグルスの涌井秀章とバファ
ローズの山本由伸あたりがチームの顔といえる投手達だが逆にい
えば残り8人は実績を見ればそこまでの存在ではない感じだ。

 そんな中で感じるのがホークスの歴代開幕投手である。

 12年に摂津正が務めてから5年続いた後に17年から千賀滉大が
3年連続行い、昨年は東浜巨で今年は石川柊太となっている。

 面白いのは この4人の共通項が中継ぎ経験者で、これまでの開
幕投手という概念から少し違うものがある。

 日本の投手に対する価値観では先発>リリーフという形だから
リリーフから先発になると‘昇格’、逆に先発からリリーフになると
‘降格’と表現されるのが目立つ。

 だが最近はブルペンの充実なくしてチームの好成績はなく先発が
リリーフよりも格上という概念は時代遅れになっており、リリーフ
というのは1イニングしか投げない代わりに無失点を義務付けられ
る過酷なポジションだと認識されている。

 それを考えると6回から7回投げる代わりに3点以内までは許され
る先発の方が、ある意味楽になっているのが最近の野球なのだから
先発からリリーフに回るよりリリーフから先発に回る方が合理的に
なっているのかもしれない。

 MLBではルーキー投手は入団するとアマ時代に幾ら実績があって
もマイナーで先発やリリーフに拘わらず60球で交代させる代わりに、
全力で全珠投げさせて行き球数が増えると良くなる投手を先発に回
すようだ。

 つまり最初から完投を目指す投球よりも、限られたイニングに向
けて全力で投げるスタイルの方がレベルアップした打線を抑えられ
る時代になっているのだからホークスのリリーフ上がりの投手が開
幕投手を務めるというのは理に適っているのではないかと思う。

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