選抜高校野球の開幕が早まった事について

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20210321-0128

　3月19日に開幕した春の選抜高校野球はコロナ禍のため昨年中止
になった事から、そのぶん今年は大いに注目されているのだが昭和
の選抜と比べて随分早くなったものだと思う。

　思えば昭和の時代の選抜高校野球は学校の春休みが始まる3月27日
あたりに開幕し始業式が行われる4月5日あたりに終わるようなスケ
ジューリングになったいたし、基本的に春休みは10日間だった事か
ら選抜高校野球が始まると春休みが始まり終わると新学期というリ
ズムがあった。

　とはいえ春先は天候が不安定で雨も多く2日も順延すると新学期に
ズレ込ませないため、下手すると田んぼのようなコンディションの
中でのドロ試合が何年かに1度見る事ができた。

　個人的に思い出すのは79年のベスト8の第4試合の東洋大姫路ー池
田戦や91年ベスト8のPL学園ー日立一らで、塁間の2/3あたりからス
ライディングしても滑ってベースに到達するもののヘッドスライデ
ィングだったらランナーの顔は泥だらけになり塁審がタオルで拭い
てやっていた。

　その度に思ったのが同じ高校スポーツであるバレーボールが3月20
日あたりから行っているし、高校では3学期の期末テストが終わると
大した授業もなかったのを考えると春休み開幕に拘る意味が分から
なかったのだ。

　また出場校関係者も勝ち進むと年度替わりになるため下手すると
甲子園のアルプス席で校長などの離任＆赴任式を行う事になるため
大変だと語るなど、春休みに拘る場合の弊害も度々出ていたようで
ある。

　それでようやく03年に20日前後に開幕するようになったわけだが、
それでも雨天中止などの影響で04年など決勝をナイトゲームで行う
事になっている。

　そういう意味では今年のように3月19日に開幕というのは以前に
比べると、ようやく高野連も選手や学校に配慮するようになった
という事になるのだろうか。