デビス杯、イタリアに敗れた日本だが

日本、8強ならず=杉田が惜敗―デ杯テニス

 2月2日から4日まで盛岡で行われていた男子テニス・デビス杯の
Wグループ1回戦で日本はイタリアに1勝3敗で敗れ、9月に行われる
入れ替え戦に回る事になった。

 今回はエースの錦織圭が手首のケガの影響で西岡良仁もケガ明け
という形で杉田祐一とダニエル太郎のシングル2枚看板で迎えたイ
タリア戦だが、個人的にイタリアに勝つにはエース格の杉田が2勝
しダニエルがセッピに勝って3勝というのが勝ち抜ける理想的な形
だと思っていた。

 結果的にはラバー1でダニエルがイタリアのエースであるファビ
オ・フォニーニに一時は2-1とリードしながら逆転負けしたのに
対し、ラバー2では杉田が同じ展開でアンドレアス・セッピにフル
セットの末に勝って1勝1敗で初日を終える。

 とりあえずダニエルは敗れたとはいえフォニーニ相手にフルセッ
トを戦ったので杉田も勝てない相手ではないと思えたし、ダニエル
がセッピ相手にどこまで食い下がれるかと考えていた。

 ラバー3のダブルスは全豪ダブルスでベスト4に入ったマクラクラ
ン・ベン&内山靖崇ペアに対し、イタリアは当日のエントリー変更で
エースのフォニーニを投入して来る。

 結果的にダブルスはセットカウント1-1から第3セットをタイブ
レークで落とし、セットカウント1-3で敗れるがフォニーニを消耗
させた事から杉田にも十分チャンスありと思われた。

 実際にラバー4は1セットづつ取り合って第3セットを取り第4セッ
トもマッチポイントまで行きながらダブルフォルトで流れを手放す
形になり、最終セットも先にブレークを奪いながら5-7で落とし
フルセットの末に力尽きる形に。

 確かに敗れたのは残念だが3敗のうち2試合はフルセットだし苦手
といわれたダブルスでも大健闘したわけで、錦織抜きで戦ったにも
拘わらず一歩間違えれば勝てるまでになっていたのは大きな収穫だ。

 エース格の杉田は昨年ツアー初勝利を挙げてブレークしたものの
5セットマッチで厳しい戦いを勝ち抜くには経験不足で、そこがフ
ォニーニとの大きな違いだろうし今回の日本の限界でもあった。

 とはいえイタリアはシード8ヵ国のうち8番目のチームだしホーム
で戦えたのだから本来なら勝たないといけない対戦ではあったが、
こういった敗戦を積んで経験値を上げるしかないわけで9月に行わ
れる入れ替え戦には何としても勝ってWグループに残留して欲しい
もの。

 


 

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