プロ野球監督の途中辞任は効果があるのか?

楽天、38歳の平石ヘッド兼打撃コーチが監督代行で指揮 梨田監督が辞任 

 プロ野球Gイーグルスの梨田昌孝監督が今日のタイガース戦で1-2
と敗れて、63試合を終えた時点で21勝42敗1分で―20となった事から
辞任を発表した。

‘自分の中では-20というのが1つの区切りで、6月の時点で―20は
酷い数字’と無田監督は語っていたが正直言って今この時点で辞任
したところでイーグルスの戦力はアップするだろうかというのが素
朴な疑問である。

 つまり低迷の責任を取っての辞任という事になるのだが、後任に
ヘッド兼バッティングコーチを務めていた平石洋介を起用して立て
直せる可能性は少ないのではないか。

 これはプロ野球全体の問題と思うのだがシーズンの真っ最中に成
績不振という事で責任を取って監督が辞任した効果が表れ、劇的に
強化されたというのは近年では10年にスワローズが高田繁監督の下
で最下位に転落した後にHCだった小川淳司が監督に就任しCS寸前ま
で盛り返した事ぐらい。

 もっとも10年のスワローズはそれなりのメンバーを揃えながら、
高田監督は自らのポリシーに縛られた采配をしていたのが原因で采
配さえまともならCS争いぐらいはできるだろうと思っていた。

 成績不振の責任を取るのはいいがシーズン中に外部から新しい監
督を招聘するのは現実的ではないし、HCを中心にした内部昇格では
大した流れは変わらないと思えるわけでシーズン終了まで任せた方
がいいのではないか。

 悪く言えばシーズン最後まで全うさせる事によって、どの時点で
シーズンを諦め将来性のある若手への切り替えをするかなどという
決断もできる一方で内部昇格したHCらにそういった考えができるか
という事になる。

 イーグルスのスポンサーである楽天は三木谷浩社長のワンマン経
営で三木谷氏の考え1つで獲得する外国人選手も変わって来るわけ
で、実際Jリーグで楽天がスポンサーになっている神戸は現役スペ
イン代表主将のアンドレス・イニエスタ獲得に尽力するなど金は出
す一方で結果を残せないとシーズン中でも監督交代に走りやすい。

 やはり監督というのは契約をしたからには最後まで責任を全うさ
せるべきだろうし、そちらの方がチームを立て直しやすいのではな
いかと思うのだ。

 

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