中東での開催は中東勢が強い事を実感

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https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20240206-0277

　日本代表がベスト8で敗退した今回のサッカーアジア杯準決勝の
第1試合が今日未明に行われ、グループEの再戦となった韓国ーヨル
ダン戦はヨルダンが2－0で勝ち初の決勝進出を果たすと共に第2試
合がイランーカタールという事から中東勢同士の対戦になった。

　前半からヨルダンの攻勢の前に押され気味の韓国だったがGKを含
めたDF陣の奮闘で、前半12本のシュートを浴びながら無失点に抑え
て迎えた後半53分に遂に先制を許すと66分にも決定的な追加点を許
し0－2とリードを広げられる。

　結局今大会3度もアディショナルタイムに追い付いていた韓国だ
が、この試合では奇跡も起きず枠内シュート0に抑え込まれての完
敗となった。

　この結果を見て思い出すのが28年前のUAE開催のアジア杯で、こ
の時はベスト8でUAEーイラク、日本ークウェート、イランー韓国、
サウジアラビアー中国という顔合わせで中東勢が全勝し特に韓国は
イランに2－6で惨敗を喫して中東勢強しを印象付けていた。

　これで00年のレバノン大会と11年のカタール大会で日本が優勝し
ている以外は中東開催の大会は中東勢が強いという事が実証された
わけで、やはりホームアドバンテージというのが実在すると思うし
同時にW杯への出場枠が増えた事から最終予選に残れるかどうかの
チームもモチベーションが上がりレベルアップにつながっていると
思われる。

　そのホームアドバンテージにアジア杯で大物食いを画策する中東
諸国に対し、ヨーロッパ組中心でクラブに戻ってからの事を考えて
しまう日本や韓国が完敗するのは仕方ないところがある。

　アジア杯は予選ラウンド&準決勝・決勝が組み込まれた第4回以降
14回の大会で中東開催は今回を含めると半分以上の8回で、韓国が敗
れた事で中東勢が9回の優勝となっており中東勢の強さが目立つ大会
というのを実感するしW杯予選がホーム&アウェーシステムでよかっ
たと思うのだ。