ウルトラマンガイアEP26・決着の日

　4部作の まさしく決着編。
　ガイアとアグルの両雄が戦い、互いに譲らず決着をつけるべくガイアが
フォトンウエッジをアグルがフォトンクラッシャーを放って衝突したところで
前回は終わった。

　ガイアとアグルの放った2つのエネルギーが衝突して空に向かい、今まで
の中で最も巨大なワームホールに吸い込まれていった。
　意外にも この巨大なワームホールは、これまでと違いすぐには開かない。

　つまりガイアとアグルが放つエネルギーを待ち構えていたように思える
のだ。
　酷いケガを負って倒れていた藤宮はジオ・ベースのメディカルセンターに
連れて行かれ、我夢の所にはコマンダーがやって来て痛めた右肩の治療を
する。
‘ウルトラマン同士が戦うなんてことに・・’と脱臼した痛みに耐えながら言う
我夢に‘それを望んだものがいた、2人の巨人が激突した時に生じた膨大
なエネルギーを待ち望んでいた存在がもうすぐ空に降りてくる’
とコマンダーが語る。
　そしてXIGナビを机の上に置くと‘早く傷を治せ、傷が治ったら戻ってこい’
と我夢に言った。

　400%に拡大するワームホールに対し攻撃しようとするが地底怪獣用の
地底貫通弾にエネルギーを集中しているため高エネルギーミサイルの
使用は不能。
　そこで衛星防御システムで攻撃しようとするが使用不能になった。

　ワームホールを解析していたクリシスが暴走を始めたのだ。

 　XIGはライトニング・ファルコン・クロウのファイターチームで迎撃しようと
するが、敵はあまりにも強大だ。
　ワームホールから顔を出したゾーリムに対しファイターチームが猛攻を
加えるが・・・・

　その頃 我夢はXIGナビでクリシスのパルスパターンがワームゾーンに
呼応している事に気付いた。
　そこへメディカルセンターを脱走した藤宮がやってきた。　

　決着を付けようと言う藤宮に対し我夢は

　クリシスが根源的破滅招とシンクロしている事やクリシスのシス
テムの一番奥深い所に何かが既に紛れ込んでいて、藤宮が得た
答えは根源的破滅招来体に書き換えられていた事

をXIGナビを見せながら説明した。

　これの事実に藤宮は大きく動揺、

 ‘オレは何のためにウルトラマンになったんだ、

地球の意思じゃなかったのか！’

と言いながら

‘この体では まともに戦えまい、アグルの光を一緒にしろ’

とアグレイターから青い光を開放。

 ‘信じていたものに、大事なものに裏切られた

気持ちが お前には分かるか？

　俺にはもう守るものなんて何もない！’

と言いながら藤宮は去って行った。

　その藤宮にゾーリムから炎が放たれ、近くで大爆発を起こすと藤宮は
消えていた。
　それを見ながら我夢はアグルの光をエスプレンダーに吸収させ

 ‘大事なものなんて、いくらでもあるじゃないか！’

と言いながらガイアに変身。

　赤いガイアの光と青いアグルの光を得たV2バージョンになったガイアは
ゾーリムに立ち向かって行きクァンタムストリームで攻撃するが跳ね返され
ゾーリムの巨大な炎を受けて撃墜される。

　そこでガイアはスプリームヴァージョンにヴァージョンアップすると、らせん
状に続く渦に沿ってワームホールに突入し一斉攻撃するファイターチーム
と共にゾーリムに立ち向かう。
　そして大きく開けた口の中に入って行くと喉元にフォトン・ストリームを
浴びせるとゾーリムは大爆発を起こした。

 　朝焼けの空をファイターチームと敬礼を交わしたガイアは飛び去って
行く。
　許しが出た我夢はピースキャリーで迎えられながら藤宮の事を思い
ながら

‘生きてるよね藤宮、

いつか一緒に戦える日が来ると僕は信じている’

 と呟くのだった。