ジョセフ・ジャパンがイタリアに快勝できたのは

日本、イタリアに快勝=ラグビー日本代表

 一昨日 大分で行われたラグビーのテストマッチでジェイミー・
ジョセHC率いる日本代表はイタリア相手に34-17で快勝した。

 試合は15分にイタリアが先制したものの2分後にNo8マフィのT
&Cで追い付くと27分にWTB福岡堅樹が50m独走のT&Cで逆転し、
更にPGで17-7とリードを広げるがイタリアもT&Cで17-14と追
いすがり前半を終える。

 後半に入り51分にイタリアがPGを決めて追い付いた事で‘次の
1点’がイタリアに入り流れを持って行かれるかと思ったのだが、
57分にPGを決めて勝ち越すと61分にレメキが67分にも松島幸太
朗がT&Cを挙げてWスコアの34点目を取り勝負を決めた。

 この勝利はジェイミー・ジョセフ体制になって初めてティア1の
国に勝った事になる。

 日本が世界ランキング11に対しイタリアは14位ではあるが過去
6戦戦ってエディ・ジャパンの時代にようやく初勝利を挙げた1勝
5敗で、それも2点差での辛勝だったのから見事なトライを4つ挙げ
るなどWスコアでの快勝というのは初めての快挙。

 3年前のW杯で南アフリカに勝つなど3勝した代表を受け継いだ
ジョセフ・ジャパンだがエディ体制の頃に比べて違うアプローチ
での強化法を取っていたし、カーディフでウェールズにラストプ
レーでDGを決められて惜敗したり敵地でフランスと引き分けるな
ど決して悪くはないのだがエディ体制の時のインパクトが強かっ
たため評価は低く一部のライターからは解任論まで噴き出す始末。

 さらに日本代表を母体にしたクラブチーム・サンウルブスが南半
球の強豪クラブと対戦するスーパーラグビーに参加しているものの、
なかなか勝てずに苦労しているわけだからW杯開幕を翌年に控えて
‘ジョセフで大丈夫か?’という雰囲気になっていたのだ。

 今回対戦するイタリアは北半球の強豪6ネーションズに参戦し苦
戦し続けているものの強豪チーム相手にもまれており、今シーズ
ンの6ネーションズでは日本が完敗しているスコットランド相手に
2点差の好勝負を演じている。

 一方で日本が参戦しているスーパーラグビーは代表チーム以上に
レベルが高い南半球の強豪クラブばかりだから簡単に勝てるわけが
ないのだが、ライトなファンはサンウルブスが勝てないという事で
イライラしていた一方で強力FWと常に対峙しており今回のイタリア
戦も強力FWのプレッシャーに一歩も引かずに踏ん張れたのはスーパ
ーラグビーで戦っていればこそ。

 つまり今シーズンも2勝11敗と苦戦続きではあるものの常に強豪
チームと対戦し続けている事が、日本代表の地力アップにつながっ
ているのは間違いないだろう。

 とりあえず16日に第2テストマッチが行われるのでコチラの勝敗
次第では評価も変わるだろうが、エディ時代ですら2点差で勝つの
がやっとだった頃に比べてレベルアップしているのは確実だろう。

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