水原沙羅との接触が西条凪の考えを変える

 ウルトラマンネクサスの防衛チーム・ナイトレーダーの西条凪副
隊長は子供の頃に、目の前で人間体ビーストから両親を惨殺された
事から敵への憎しみを力に変えて戦ってきた。

 孤門が恋人の斎田リコを殺された事から孤門に対して‘ビースト
を憎む心があなたの力になる’とアドバイスを送るなど、いかに凪
が憎しみのエネルギーを糧にしていたか分かる。

 そんな‘凪の憎しみエネルギー依存体質’が少しづつ変わり始める
のが今回のメガフラシ編で、きっかけは水原沙羅の存在だろう。

 メガフラシ出現にも拘わらずナイトレーダーの隊員達は石堀が
TLT北米本部にハッキングしたウルトラマンネクストとビースト
・ザワンの戦いの映像を見てしまい、自分達も記憶処理を受けて
いたのかと動揺し出動を躊躇うのだが帰還後に真相を聞く事を条
件に出動し帰還して約束通りに沙羅から説明を受ける。

 ここでビーストは高度な知的生命体の恐怖心を捕食するという
事の説明を受けるのだが、凪は例によって恐怖心に打ち勝つには
敵への憎しみと断言するのに対し沙羅は‘人を愛する心と人を慈し
む眼差しこそが恐怖に打ち勝つもの’と反論。

 思えば沙羅は婚約者・有働貴文がビースト・ザ・ワンに取り憑
かれ変容していく様を目の当たりにしているので凪と同じ境遇な
のだが、沙羅の場合は真木舜一がウルトラマンになって戦う全て
を見届けている事で愛や慈しみの眼差しこそが憎しみをはるかに
凌駕すると実感していたのだった。

 さらに凪は姫矢と遭遇し対立しつつも姫矢を認めたように、少
しづつではあるが凪の心にある憎しみの氷が融け始めているタイ
ミングで同じ境遇の沙羅からのアドバイスは効いたはずである。

 

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