伝統ユニフォームを変えた県岐阜商


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/postseven/sports/postseven-1585782

 コロナ禍の影響で中止になった春と夏の甲子園の代替えとして
行われている高校野球甲子園交流戦に昨日、秀岳館を率いていた
鍛治舎巧氏が監督に就任した県岐阜商は明豊に2ー4で敗れた。

 この試合で話題になったのは県岐阜商のユニフォームで帽子が
岐阜のGで濃紺ベースのローマ字ロゴだったのが、秀岳館と同じ色
彩デザインの青と黄色のユニフォームに変更されていた事。

 個人的にも最初に見た時は明豊ー秀岳館戦か?という感じで昔か
ら県岐阜商の試合を見ていた事から凄い違和感があったわけだが、
当然ながらOB達からも不満続出という形になっていたらしく縁も
ゆかりもない我々ですら違和感があったので関係者の気持ちは十分
理解できる。

 伝統校にとってユニフォームは一つの財産のようなものでデザイ
ンのマイナーチェンジはあっても、ここまでのデザイン変更は伝統
を破壊するものという形に取られてしまうため決して評判は良くな
いだろう。

 さて伝統校のユニフォームの変更というのは中京大中京がユニの
ロゴを筆記体にしたのを含めて大幅に変更し当初は違和感があった
ものの、戦前夏の大会3連覇を果たした吉田正男氏らが肯定した事
から大きな反対意見はなく堂林翔太らの時の09年夏に通算7度目の
優勝を飾っているので違和感はなくなった一方で今回は昔のデザイ
ンに戻していた。

 熊本工も75年春まで白地にローマ字でのKUMAKOだったのが76
年夏にロゴが漢字になり翌77年春に現行のグレーユニになっている
ものの、大した批判もなく現在では仙台育英や横浜らと並ぶグレー
ユニの代表チームとして認知されている。

 その仙台育英も81年までは白地に紺ストッキングだったのが86年
に東北の監督をしていた竹田利明氏を監督に迎えると完全な慶應カ
ラーと同じデザインになったし、ライバル校だった東北の若生監督
が九州国際大付の監督に就任した時に横浜高校と同じデザインだっ
たユニを‘グレーは仙台育英みたいだから’という理由で変更を要請
すると東北と同じ系のデザインになったのも記憶に新しい。

 例えば東北は縦縞ではなく青を基調にしたユニだったとか天理も
胸ロゴやアンダーシャツが紫ではなく黒系で袖や首回りなどに黒い
ラインが入っていたなど、強豪校もデザインの変更を行っているの
が分かる。

 そういう意味で伝統校でもユニフォームデザインは変更されてい
るわけだから、今回の県岐阜商のデザインがモロに秀岳館やパナソ
ニック系になるのはさすがに‘そこまでやるか’である。

 思えば86年に甲子園初出場を果たした西日本短付は87年春まで
グレーで胸のロゴはローマ字でNISHIDAIだったのが、90年夏に出
場した時から漢字の西短になると当初は‘昔の方がよかった’と思っ
ていたものの90年夏ベスト4で92年夏に優勝すると違和感がなくな
るのだから不思議だ。

 とりあえず県岐阜商のパナソニック系ユニも甲子園で活躍できる
かどうかによって、評価が変わるものと考えるのだ。

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