50年前の選抜であった珍事

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/fullcount/sports/fullcount-1331618

　昨日3月18日に開幕する選抜高校野球の出場校36校が決まったの
だが出場校最後の今から50年前の45回記念大会は怪物・江川卓で
話題をさらった作新学院が関東最後の1枠として出場を決めた。

　その50年前の選抜では私の地元・福岡では国道322を挟んで立地
されている小倉南と小倉商の2校が選出された大会として当時、話
題になったのだ。　

　前年の72年北九州で行われた秋の九州大会では宮崎実が優勝し
小倉南が準優勝で小倉商と唐津商がベスト4という成績だったが、
地域制などからベスト8の前原を推す流れもあって小倉商が微妙な
立場になっていた。

　ところが年が明けて宮崎実が不祥事により出場辞退となったので
結果的に小倉南と小倉商の2校が同時選出される事になっただけで
なく、小倉南は1番くじを引いて選手宣誓を担当し小倉商は初日第
2試合を引き当てる事に。

　当時は30校だったので1番くじを引いたチームは5日目第2試合1
塁側で開幕戦の勝者と対戦し、初日第2試合の勝者は5日目第3試合
1塁側で30番目のクジを引いたチームと対戦するわけだ。

　そして首尾よく小倉商は桜美林に4－2で逆転勝ちしたため何と
大会5日目は第2試合と第3試合で、1塁側に小倉南と小倉商の小倉
勢が入る形になったのだ。

　ただ運が良かったのはそこまでで小倉南の相手は江川の作新学
院で、小倉商はこの大会で優勝する横浜だった。

　小倉南は0－8で完敗し小倉商も横浜相手に一旦追い付くも延長
12回に大会史上初のサヨナラ満塁ホームランを打たれ2－6で共に
敗れたのだが、こんなケースは恐らく2度と見られないのではない
かと思うのだ。