「ドイツとスペインと日本」など“死の組”の可能性も。W杯抽選ポット分け
16日にFIFAの最新ランキングが発表され日本のランキングは
44位でオーストラリアに抜かれてアジア3番手に落ちたばかりか、
W杯ロシア大会の組み合わせ抽選で第4シードになる事が濃厚だと
いう記事が載っていた。
第1シードは開催国ロシアをはじめドイツ・ブラジル・ポルト
ガル・アルゼンチン・ベルギー・ポーランド・フランスの8か国
となり、第2シードはスペイン・イングランド・コロンビア・メ
キシコ・ウルグアイにプレーオフで勝ち上がればイタリアも入る
わけだ。
そうなると日本はスペインが第2シードという事でドイツ&スペ
インやブラジル&スペインなどと同じグループに入る可能性がある
と、今からマスコミは大騒ぎをしているのだが少なくとも日本が
第2シード以内に入らない限り こういった組み合わせになるのは
当然だろう。
日本代表は98年のフランス大会以来6大会連続出場という事に
なるのだが02年こそ自国開催という事から第1シードに入ったも
のの、少なくとも組み合わせの相手を見ると第2シード内という
事は考えられなかった。
そもそも日本の入っているアジアは最もレベルが低い地域だし、
本大会に日本が格下といえる相手がどれだけいるのかという事。
第1シード(02年は実質第1シード)は98はアルゼンチン、02
はロシア、06はブラジル、10はオランダ、14はコロンビアで02
年以外は全て敗れているだけでなく06ブラジルと14コロンビア
には完敗している。
第2シードは98はクロアチア、02はベルギー、06はクロアチアで
10&14はカメルーンorデンマーク&コートジボアールorギリシャと
いう組み合わせ。
つまり98ジャマイカ、02チュニジア、06オーストラリアのよう
な勝ち点3を計算できる相手が10年と14年はいなかったという事に
なるわけで、10年はカメルーン&デンマークに勝って2勝1敗でグル
ープステージを突破しているのだから戦い方によっては悲観する
必要はないだろう。
10年の岡田ジャパンは自らを格下と位置付けて相手を分析し勝ち
点を取る事に徹した結果なのに対し、14年のザックジャパンは自ら
を強いと判断し相手を研究するより自分達のスタイルに拘り続けた
末にという感じだ。
10年の北朝鮮のようにブラジル・ポルトガル・コートジボアール
などと組むと厳しいだろうが、それ以外ならば相手を徹底的に研究
して対策を立てて臨むハリルホジッチ監督の腕の見せ所ではないだ
ろうか。