もはや稀勢の里の横綱昇進に期待するべきでない

日馬富士に土、稀勢の里2敗目=大相撲秋場所3日目

 9月11日から始まった大相撲秋場所は横綱・白鵬が膝のケガなどを
理由に初日から全休となったため、俄然注目度が上がったのが大関・
稀勢の里の綱取り。

 春場所から3場所連続で優勝を逃してはいるものの優勝力士に対し
星1つの差での準優勝だから夏場所と名古屋場所では優勝すれば横綱
昇進といわれてきた稀勢の里にとって、優勝への最大の障害である横
綱・白鵬の休場は千載一遇のチャンスであり日本人横綱待望論を声高
に叫ぶ連中は‘今場所こそ’という雰囲気だったろう。

 ところが期待を一身に受けて臨んだ初日に何と隠岐の海を強引
に寄っていったところで体を入れ替えられ敗れると、今日も栃の
心の変化にあって敗れ2敗目を喫するなど横綱を目指すなど口が
裂けても言えないような酷い内容での負けである。

 たしかに初日は‘綱取りへの緊張’という大義名分があったし
勝った隠岐の海が昨日は鶴竜、今日は日馬富士と両横綱に勝って
いるので仕方ない面はあっただろうが今日の負けはいただけない。

 今場所後の横綱昇進を願う面々にすれば3日目を終えて上位陣に
全勝がなくなったため2敗でも優勝のチャンスはまだあるし、優勝
すれば横綱昇進というロジックで期待をつないでいるようだが3日
目までの取り口を見ていると 残り12日間を全勝できる雰囲気は
ない。

 ここまで勝負弱いと稀勢の里が横綱に昇進したところで短命横綱
として終わる可能性が高いし、何とか言いながら日本出身力士では
一番の人気を誇る稀勢の里が分不相応な地位に上ったばかりに力士
寿命を縮める事になりかねない。

 稀勢の里の姿を1年でも長く見たいのなら横綱昇進を願うよりも
名大関といわれた魁皇のような‘最強大関路線’に切り替える時期
に来ているのではないだろうか。

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