私的PK戦考

 昨年11月~12月に行われたカタールW杯と年末年始行われた高校
サッカー選手権で、改めて脚光を浴びたのがPK戦だろう。

 古くはジーコやミシェル・プラティニにロベルト・バッジョらで
すら外すのだからPK戦は運だと言われていたのに対し、スペインの
ようにPK戦=運説を否定し練習を繰り返したにも拘わらず敗れた国
もあるなど運なのか実力なのか議論百出という感じである。

 個人的にはPK戦は運が全てではないが運に左右されるケースが多
いと考えるクチで、その根拠として90年代前半に とんねるずの生ダ
ラで木梨憲武と元日本代表GK田口光久が組んで高木琢也&前川和也
との広島ペアに勝つなど素人でもプロに勝てるというのが印象深か
ったのだ。

 とはいえPK戦を勝てなければベスト8もないだろうし、次回のW杯
から参加チームが48カ国に増えてトーナメントの回戦数も増える可
能性があるだろうからPK戦の勝負強さは必須になる。

 ここで私的なPK戦の強化法として交代要員が増えた事もあるので
PKが得意な選手を途中出場させ、PK戦では120分出場した選手には
なるべく蹴らせないという配慮が必要になるのではないか。

 やはり120分走り回った選手は足にきているのでキックも失敗し
やすく、それを恐れて安全な所に蹴るとGKから読まれやすいリス
クも大きくなる。

 スペインなど練習終了後にPK練習をしていたというが、いくら
練習してもメンタルが左右する要素が強いPK戦は実戦の緊迫した
場面でなければ意味がない。

 そこでJリーグでもルヴァン杯にPK戦を導入して緊迫した場面で、
PK戦慣れをさせる事も重要になるのではないか。

 以前も記したように日本の場合はクラブユースだけでなく高校の
サッカー部というサッカー先進国にもないシステムもあるし、こち
らの方は負けると終わりのトーナメントを多く経験しているのでPK
戦慣れはしている。

 それを考えると日本はPK戦には馴染みがあるのだから、何らかの
強化さえすればドイツ並みにPK戦を得意にする国になると思うのだ。

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