やはり野村氏の現場復帰は無理

前楽天監督、野村克也さん入院　容体は不明(朝日新聞) - goo ニュース

　夜になってPCを開いていたら元ゴールデンイーグルス監督・野村克也氏が
緊急入院というニュースが出ていた。
　どうやら病名は解離性大動脈瘤らしい。

　考えてみると野村氏は昨年で監督を退任したものの続投する気は満々で、
氏のボヤキがネタになるという事でマスコミも続投を望んでいたようだが今回
のような事があったら尚更続投させないでよかったと思うのだ。

　長嶋茂雄がアテネ五輪が行われる04年に脳梗塞で倒れたのが68歳だし、
サッカー元日本代表監督だったイビチャ・オシムも代表監督に就任した時点
でも高齢がネックと言われたが07年に66歳で脳梗塞のため監督を退任して
いる。

　そもそもプロ野球の監督はプレッシャーが かかるのでストレスが溜まら
ない方がおかしい。
　だから長く続けても60代までで退かないと体に悪いし、今回のように途中で
倒れたりすればチームに迷惑がかかる。

　現在の野村氏は74歳。
　ゴールデンイーグルスの本拠地・仙台は春先や秋口は寒い屋外球場だし、
移動も北は札幌から南は福岡まで大変なため疲れも溜まりやすいだろう。

　いくら本人が‘ユニフォームを着たまま死ぬのは本望’などと言って続投を
望んでも、周囲が止めないといけないのに‘ノムさんのボヤキがないと新聞
が売れない’という理由で続投を煽ったマスゴミのタチの悪さは改めて犯罪
的だ。

　日本球界は今年に入って4月に木村拓也コーチが亡くなったのをはじめ
最近でも元タイガースの田宮謙次郎氏や、元ジャイアンツでマスコット・
ブレービーなどを演じていた島野修氏に広島商で選手＆監督として優勝した
川本幸生氏など野球関係者の訃報が多いので‘酷くならなければいいが’
と思うし、 1日も早く回復して欲しいもの。

　とはいえ回復して元気になっても、もはや監督をさせたいなどと思っては
いけないだろう。