あしたのジョー2の放送開始から40年  

 今から40年前の昨日80年10月13日に始まったのが、あしたの
ジョー2である。

 あしたのジョーのアニメといえば10年前の70年からOAされて
いたのだが翌71年9月のカーロス・リベラ戦を終えると、どこか
旅に出る形でいなくなって終わりという何とも中途半端な終わり
方をしていたのだ。

 当時は小1ぐらいだったため原作を読んでなかったから分から
なかったのだが、アニメが原作よりも先に進んでしまったからの
措置だったようで仕方ない面もあったと思うので当然ながら続編
を見たくなるのが人情だ。

 実は この年の3月に力石徹戦までを収録した劇場版が公開され
たのだが、これが半年後の続編へのプロローグになっていたとは
思わなかった。

 驚いたのはTV版でカーロス・リベラ編が終わった後に旅に出た
ジョーが戻って来る形だったのでTV版の続変かと思ったが、3月
の劇場版の続編という事になっていた事。

 考えてみれば最初のは虫プロ製作でフジTVだったのだが、2は
東京ムービーで日テレだから劇場版を作ったのかと思ったのだ。

 見ていると2は原作が書かれた60年代と違い80年代のボクシン
グ界をリアルに描いている事から後楽園球場で行われたカーロス
・リベラ戦や蔵前国技館で行われた金竜飛との東洋タイトルマッ
チなどは、全て後楽園ホールになる代わりにカーロス戦は大晦日
の除夜の鐘決戦というアイデアが使われている。

 また原作の頃のバンタム級は統一王者だったのが80年の頃には
WBAとWBCに分裂しておりホセ・メンドーサをWBC王者として、
WBA王者カロルド・ゴメスと統一戦を行わせゴメスのスパーリン
グパートナーだった1位レオン・スマイリーと丈を対戦させると
いう原作にない設定は素晴らしかった。

 しかもホセがメキシコに本部のあるWBC王者でレオン・スマイ
リーが名前からしてプエルトリコあたりの出身で、WBA王者とい
うのも唸らされた。

 そして最後は世界1位として日本武道館で統一王者となったホセ
・メンドーサと戦い伝説のラストを迎えるわけなのだが、後の特集
などでは力石線が入ったフジ版ばかりが取り上げられ2の方は完結
させたはずなのに扱いが小さいのは何とも残念で不満だ。

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