世界陸上・男子マラソン今回も完敗

アフリカ勢が圧勝=世界陸上・男子マラソン(時事通信) - goo ニュース

 今朝行われた世界陸上の男子マラソンではケニアのアベル・キルイが2:07:
38で優勝、2位は同じくケニアのビンセント・キプルトで2:10:06で3位が
エチオピアのフェイサ・リレサが入り女子同様アフリカ勢が表彰台独占という
結果になった。

 注目の日本人選手だが堀端宏行が2:11:52で7位に入賞し中本健太郎が
2:13:10で10位に、注目の‘公務員ランナー’川内優輝は2:16:11で16位に
なり国別上位3人の合計タイムで争う団体戦では2位に入ったのだったが・・・・

 とりあえず1人は入賞したので大会前に危惧された‘惨敗’ではなかったものの
レース展開では20キロ手前まで先頭集団に入っていたのは堀端のみで、その
堀端も21㌔過ぎにケニア勢がペースアップすると付いて行けず後退。

 12位まで落ちたものの、そこから遅れたランナーを抜きながら順位を上げ
ての7位という事は粘りは賞賛されるけどレースの半分までしかアフリカ勢と
勝負できないという事になるので完敗だろう。

 以前から言われているように昨今のマラソンは賞金レースが主流になっている
ので、記録の出やすい平坦なコースが多くなりトラック上がりの選手達の独壇場
になっている。

 トラック競技は実力のある選手がペースを上げ下げして揺さぶり、弱いランナー
を振り落としていくのだから日本が‘マラソンの練習になる’と正当化している駅伝
とは似て非なるもの。

 だから世界で勝負できるランナーを育成するには5千mや1万mの強化が必要
不可欠で実際かつて日本がトップレベルにあった時代には瀬古利彦や森下広一
らトラック上がりだけでなく、宗兄弟や中山竹通などロードレーサー上がりでも
1万mなどでは歴代10傑に入る走力を持っていたしメダルは無理でも入賞できる
レベルだった。

 ところが近年トラックに出場する選手がマラソンを走らず、マラソンランナーは全く
強化にもならない駅伝にばかり力を入れているので世界との差は広がるばかりだ。

 女子でも そうだが、もはや先頭集団にコバンザメの如くくっ付いて‘粘りのレース’
をやったところで優勝はおろか表彰台も厳しいのが昨今のマラソン事情、どこかで
ギャンブルに近いスパートをかけないといけないので その感覚を鍛えるのに
トラックレースは最適だし駅伝では それができにくい


 殆どマラソンのレベルアップに繋がらない駅伝は‘お遊び’程度にして、堀端らを
海外のダイヤモンドリーグに派遣してトラックレースで鍛えていかないと五輪では
メダルはおろか入賞すら厳しくなるのは火を見るより明らかだろう。

 五輪本番では採用されない

団体戦のメダルなどに

全く価値はないのだから!

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