Episode 33:忘却 ・A.D.2004

 劇場版ULTRAMANとウルトラマンネクサスの世界が同じで劇場版の続編
だというのがハッキリし、またTLTが成立した経緯が判明するEpである。

 その橋渡し役としてULTRAMANのヒロイン・水原沙羅が劇場版では対
バイオテロ組織の科学担当者からTLT北米本部の査察官として登場する。

 また憐に対して興味を持つ少女・松永葉月が登場している。

 溝呂木の忌まわの際に言った‘気をつけろ、ヤツはオマエ達のすぐ近くに
いる’という言葉が頭から離れない凪はTLTの中にアンノンウンハンドがいる
疑いを持っていた。

 その頃コマンドルームでは石堀がプロメテウスプロジェクトのデータへの
アクセスに成功し、こちらもTLTについての疑念を持ち始めていた。

‘記憶を消去してまでビーストの存在を隠蔽、オレ達の仕事も世間
には公表できない。
 だがTLTがオレ達まで騙していたとしたら・・・・・’

 一方TLT基地内部に突如現れたアンノンウンハンドは基地最深部にある SECTION-0へ侵入しようとしたものの自動防御システムに阻まれた。
 その知らせを受けた凪は溝呂木の言葉を頭の中で反すうする。 
 そこへイラストレーターが現れ、敵の動きが加速している一連の事件を
受け TLT北米本部から査察官が入る旨を伝える。

 憐がバイトをしている遊園地に謎の少女・葉月が現れ‘次の休園日にデート
しよう’と憐を誘う。

 その様子を見て心中穏やかでない瑞生の表情が いい。

 少女の正体は松永管理官の娘・葉月で一時帰宅していた管理官に
‘昨日は何の日か覚えてる?’と尋ねる。
 実は松永管理官の妻は5年前の葉月の出来上がった服を取りに新宿に
出かけて新宿大災害に巻き込まれ犠牲になっていたのだ。  

 コマンドルームでは引き続き石堀がTLT北米本部の査察官・水原沙羅に
ついて調べていたが、新宿に隕石が落下した新宿大災害の調査をバイオ
テロの専門家だった沙羅がなぜ関係しているのか疑問を持つ。

 それだけでなくプロメテウスプロジェクトについても関係がある。
‘プロメテウスプロジェクトが中止された理由は作られたデザイナーチャイルドの中に1人遺伝子操作段階の致命的なディフェクトがあったから。
 その子は17・8歳のある日細胞のアポトーシスが突然起こり、その進行が
止まらない。
 その特効薬の開発を中止させたのが水原沙羅’だというのだ。

 そこに凪と孤門が入ってきて石堀と詩織の話に加わる。
 そして開発が中止された特効薬の名がラファエルという事が分かり、
孤門は憐がディフェクトを持ったプロメテの子というのを確信する。
 更に凪がアンノンウンハンドの正体を知るためにTLTの内部を調べさせ
北米本部のサーバーにハッキングをしかけた。
‘オレを誰だと思っている’と言いつつハッキングするが失敗。
 とはいえ一部はダウンロードに成功し、その映像には5年前に新宿で
起こったウルトラマンとビースト:ザ・ワンとの戦いが収められていた。

 2体の戦いを呆然と見つめる隊員達。

 その頃 和倉隊長は東郷や松長管理官らTLTの上層部と沙羅に囲まれて
‘北米本部は溝呂木事件やTLT・J内部のスパイ疑惑について全ての事態が
レーテの秘密に関連があると判断した’と言い、これまでの経緯の説明を
受けていた。

  20年前にアメリカの砂漠地帯に墜落した謎の発光体から捕獲
した不定形の生命体=来訪者からオプチカルカムフラージュや
メモレイサーなどのオーバーテクノロジーをはじめとした数々の
知識や情報を得た。

 ただし来訪者はこれらの使用を来るべきスペースビーストによる
地球の滅亡を防ぐ目的のためのみにするという条件を付けた
らしい。

 そして5年前に新宿でウルトラマンとビーストの最初の戦いがあった
ものの、ビーストの記憶が更なるビーストの災いを招くという事で世界中の
記憶を封印するべくレーテを発動させたという。

  葉月は父親とのいさかいの最中に落とした資料の中に憐の写真があった
ので興味を持ったらしいが、悪い人ではないから安心したと言う。

 さらに‘好きな人いる?’と尋ねられた憐は最初はごまかしていたものの
遂に
‘その娘は何をするにも真剣で、ちょっとドジ。

 でも何より好きなのは、その娘の目はいつも
世界を真っ直ぐ見つめているんだ’

と瑞生の事を語っているが、その瑞生が見張っているのを葉月は知っていた
のだ。

 憐と瑞生を改めて引き合わせる葉月。

 そのとき上空にビースト振動波が感知されビースト:メガフラシが上空から
現れ、降下しながら無重力光線で人間を吸い上げて捕食し始めた。
 憐はウルトラマンに変身しセービングビュートで人々を助けようとするが
無重力光線に包まれているため失敗、そこでマッハムーブで接近して救助に
成功する。

 ‘あれは銀色の巨人!’

と助けられた人々は口々に言う。
 
そしてウルトラマンは上空のメガフラシに向かって突っ込んで行くのだった。

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