岡崎朋美・銅メダル 次のメダルは、いつになる？

　10年前の今日はスピードスケート女子500mの2本目が
行われ、前日3位だった岡崎朋美が前日同様の いい滑りで
銅メダルを獲得した日である。
　1本目に4位だったライバルの島崎京子と同走で、アウト
スタートだったが前日作った日本記録と同じ38秒55で滑り
トップでゴールした。
　最終組の2人に抜かれて3位になったが、女子の500mでは
初めてのメダル獲得だった。

 　女子のスピードスケートで獲得したメダルは、これで 3個。
　最初は92アルベールビルで橋本聖子が1500mで
　続いて94リレハンメルで山本宏美が5000mで、それぞれ銅
メダルを獲得していた。
　98長野では、500mの岡崎や島崎にメダル獲得の期待がかけ
られていた。
　ただし男子と違い、ルメイ・ドーンらカナダ勢やドイツ勢が強い
ので‘何とか表彰台’というレベルだったのだ。

 　その長野で、めでたく銅メダルを獲得した女子だが どうやら
これが今のところメダル獲得の見納めになりそうなのだ。
　というのが4年後の02ソルトレイクシティ、04トリノと岡崎の6位・
4位が日本人の最高順位である。
　他では500mは、トリノでの大菅小百合の8位が最高。
　ソルトレイクシティとトリノでの女子短距離では、岡崎以外の選手は
メダルに かすりもしていない。
　次代を担うと言われた大菅小百合らがW杯では、活躍しているものの
五輪では残念ながら期待外れとしか思えない結果となっているのが
実情だ。　

　　別の機会に記すが、実は冬季競技は長野以降プロ化が加速
している。
　こうなるとプロ大国のアメリカなどが、集中強化してきた。
　徒手空拳の日本がメダルを取るのは、長野の時以上に力を入れないと
難しい。
　今シーズンのW杯で日本勢の苦戦が目立つのは、偶然ではないのだ。