昭和の憧れキーワード‘マッハ’

 以前昭和のヒーロー作品では‘科学’と言葉が多く使われており科学
に対する憧憬があったという記事を上げたが、もう1つ多く使われた
キーワードにマッハがある。

 ウルトラマンの空を飛ぶ速度が大気圏内ではマッハ3~5で帰って
きたウルトラマンも同じくマッハ5だったのが、ウルトラマンAとタ
ロウになるとマッハ20になりレオはマッハ7に戻っているがマッハ=
超高速というイメージは共通していた。

 一方で防衛チームの特殊戦闘機でもジェットビートルはマッハ2,2
でウルトラ警備隊のウルトラホーク1号はマッハ4、MATに登場する
マットアロー1号はマッハ5だがMATチームの歌では‘マッハ7でひと
っ飛び’と歌われるぐらいの速さで空を飛ぶのはウルトラマンより速
いではないかと思ったりする。

 とはいえ戦闘機はまだしもテイルトローター式多目的機であるマッ
トジャイロですらマッハ1だが、偵察用や滞空して怪獣と戦うのには
現場に到着するの以外にマッハのスピードは必要ないだろう。

 一方の東映作品でマッハといえば人造人間キカイダーが搭乗する
サイドマシーンは‘マッハの速さで突っ走る’と歌われていたし、
ロボ
ット刑事の搭乗する車・ジョーカーも‘ダッシュだスピードマッハ1’
と歌われておりバイクや車までマッハ表記のスピードが出る設定に
なっていたようだ。

 とはいえ子ども心にマッハとは凄いと思っていたものの、考えて
みれば公道でマッハのスピードを出せるほど長い直線道路は少ない
しカーブを曲がり切れるのか?と車を運転し始めた頃に思っていた。

 これを考えると昭和の時代は超音速=マッハに対する憧れが一般
社会にも、相当あったのだろうと思うのだ。

 

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