ザックジャパン 苦闘のベスト4進出

香川だ2発だ!エース復活 日本逆転4強決めた(スポーツニッポン) - goo ニュース

 カタールで行われている2011アジア杯はQファイナルに入り、日本は開催国の
カタールと対戦。
 2度までもリードを許しただけでなく、2度目にリードされた時点ではDFの吉田が
警告2枚で退場になるという苦しい展開になったにも拘わらず3-2で逆転勝ちし
ベスト4進出を果たした。

 実力は日本の方が上だが開催国のカタール相手だけに手こずるだろうと思って
いたし、実際オフサイドとも取れる微妙なタイミングで飛び出されて先制を許した
ときは‘やはり一筋縄ではいかないか‘と思ったものの負ける気はしなかった。

 実際16分後に岡崎のループシュートを香川が頭で決めて追い付いたので
‘もう大丈夫だろう’と思い、前半終了間際にはカタールの選手何人かが歩いたり
していたので‘後半は一方的になるかな’などと思っていたのだが・・・・・

 後半開始早々にDFの吉田がロングボールで相手ともつれ合って倒れ警告を
貰ってから雲行きが怪しくなり、案の定15分後には再び同じようなプレーで2枚
目の警告を受けて退場となってしまっただけでなく そのFKを直接決められて
勝ち越されたので最悪の流れになったのだ。
 
 本来なら‘これはヤバい’と愕然とするところなのだが個人的には‘これが以前の
ようにW杯中間年に行われる大会なら勝ちに行っているので こんなところで負け
たらヤバいけど、しょせん新チーム立ち上げから僅か3ヵ月後の試合で調整試合
もせずに乗り込んだ大会だし、DF陣を中心にベストメンバーを組めなかったりコン
ディションも良くない選手が多い中での大会だから これもいい経験だろう’と思い
ながら見ていたら70分にゴール前の混戦から抜け出した香川が決めて追い付く。

 ここから1人多いカタールも攻勢に出て何度かピンチを招きながらも凌ぎ89分に
香川の突破から こぼれ球を伊野波が押し込んで遂に勝ち越し逃げ切ったのだった。

 考えてみれば1人多くなったからといって意外に攻めづらいのは4年前の大会でも
ベスト8でオーストラリア、3位決定戦で韓国相手に同じ状況から引き分けてしまい
PK戦にもつれ込んでいる事を見ても分かるし、04中国大会ではベスト4のバーレー
ン戦で1人少ない状況から土壇場で追い付き延長で勝っているケースもあるのだ。

 むしろアウェーで退場者を出してリードを許す展開から どう立て直せるかで
今回のチームのポテンシャルが分かるし、いい経験になっただろうと思うのだ。

 そしてカタールから先制を許したのはセバスチャンからオフサイドラインを微妙に
掻い潜られて突破されたのが原因だが‘審判の判断がオフサイドぎりぎりは
セーフ’という判断からか、日本が挙げた3点ともオフサイドラインギリギリからの
飛び出しが効いていたと思うし これがゲームズマンシップという事だろう。

 一方で退場になった吉田の場合は不運ともいえるが、同じようなプレーで
警告を受けているので それに対処できなかった経験不足が原因だから これを
いい経験にして欲しいもの。

 とりあえずベスト4に残った事で真剣勝負を2試合戦える権利を得た事が何よりも
大きいだろう。
 やはり海外での真剣勝負の積み重ねこそチームを進化させるものはないの
だから。
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