ジュネッスブルーはラストシーンのみ

　ウルトラマンネクサスEP25の終盤に新たなビースト・グラン
テラが現れナイトレーダーが出動して交戦中に、新たなウルトラ
マンが登場しCICでその様子を見ていたイラストレーターが‘よ
うこそザ・サード、君が3番目だ'と言って終了する。

　予告編ではラストのシーンのみが流れたので視聴者は新たなウル
トラマンが登場してグランテラと戦い始めると思ったのが、総集編
という意外な展開に驚いたのではないかと思う。

　新たなキャラが登場する時は通常なら前の主役キャラが苦戦して
いる場面で登場するのが最もインパクトが強く、そういう意味では
終焉の地での戦いで苦戦中のウルトラマンを助けに来るというのが
効果的なのだがネクサスでは敢えてその場面はない。

　つまりネクサスの世界ではウルトラマンの光が受け継がれていく
という設定なので複数のウルトラマンの共闘はなく、その分ナイト
レーダーら防衛チームが強いという事になる。

　とりあえず溝呂木が行方不明になってナイトレーダーからいなく
なった頃から登場するビーストも強化されて来たわけだから、終焉
の地における最終決戦で溝呂木が変身していたダーク･メフィスト
が消滅したのでビーストも弱体化するのではとTLTの首脳が考え
ていたのかもしれない。

　しかし出現したグランテラも溝呂木在籍中のビーストよりも強力
な感じで‘ウルトラマン不在で勝てるのか？’とTLT首脳やナイト
レーダーのメンバーが考えていたところに、新たなウルトラマンが
登場しただけでなくジュネッスブルーへタイプチェンジしたのだか
ら現場の人間にとっては大きなサプライズだっただろう。

　新しいキャラがラストしか出て来ないというのは視聴者にとって
辛いものがあるので敢えて総集編という形で姫矢編を振り返り、ラ
ストにだけ出すという形はなかなか面白いものがある。