今年のセンバツ出場36校決定

センバツ出場36校決定　初出場１０校　滋賀から最多３校

　3月23日に開幕する今年の選抜高校野球の出場36校が、今日決定
した。

　今年は90回記念大会という事で出場校が例年よりも4校増え36校
となり一般枠が4増えたため、東北・北信越・東海に中国&四国の
4地区が増枠という形になったのが特徴で特に例年最後の1枠で揉
めていた中国と四国が3づつになっただけでなく明徳義塾が明治神
宮大会で優勝したため最終的に四国は4校出場という事になった。

　東北は増枠された1枠をベスト4敗退の日大山形と能代松陽で争う
形になったものの、日大山形が準優勝の花巻東に4－6だったのに
対し能代は優勝校の聖光学院とはいえ2－16だから当然のように日
大山形だろう。

　関東&東京は優勝校の中央学院&日大三から始まり関東ベスト4の
慶應&東海大相模は接戦の末の敗退なので順当だったが、東京準優
勝の佼成学園と関東大会ベスト8校で争う最後の1枠が問題になる。

　まず作新学院は東海大相模にコールド負けでは厳しいし佼成学園
も日大三相手に8回まで4－3でリードも9回に8点奪われての逆転負
けとはいえ11失点では厳しいのに対し国学院栃木が慶應に2－3、
健大高崎も準優勝の明秀日立に5－7だから国学院栃木と健大高崎
の争いになるものの失点が少ない方が選出される傾向が強いので
国学院栃木の6番目は悪くない。

　北信越も3番目が富山商と富山国際大付のベスト4からになるが
富山国際大付が星稜から0－7のコールド負けが響き、2－7とはい
え優勝した日本航空石川に6回途中まで2－3の富山商が選ばれるの
は順当だ。

　近畿の残り2枠も法隆寺国際が智弁和歌山に4－11、近大付が大阪
桐蔭に1－10のコールド負けだから智弁学園と彦根東の選出は順当
だし、東海&中国の残り1枠もベスト4で点差が少なかった方が選出
されている。

　唯一物議を醸したのは四国で4番目が本命の高松商ではなくベス
ト8敗退の高知というものだが、高松商がベスト4で準優勝の英明
から2－12のコールド負けは大きなマイナスだし同じ英明にベスト
8で7－8で敗れた高知の方が選出されるのは当然でベスト4の松山
聖陵と6－8の大手前高松よりも評価が高く騒がれる事でもない。

　個人的には21世紀枠の1つが膳所となったため滋賀から3校とい
う形になったのが気になるが、おおむね順当な選出になったと思
うのだ。