‘人形’が光になって消滅するのは浄化される事

　9月8日にOAされた仮面ライダーウィザードの50話でヒロインのコヨミがハーメ
ルケインでグレムリンから斬り付けられ体内にある賢者の石を奪われた結果
コヨミは光になって消滅していく。

　これを見た時に思ったのが溝呂木眞也＝ダーク・メフィストから殺害されてダーク
ファウストにされていた斎田リコが孤門の腕の中で死ぬ時に光になって消滅した
シーン。

　以前も記したように死んでいたという設定で溝呂木やグレムリンから人形呼ば
わりされていたという共通項がある。

　更にコヨミは晴人の腕の中で‘私は幸せだった’と告げて光を放ちながら消滅
するのと、リコが孤門の腕の中で‘孤門君に会えてよかった’と言いながら光の
粒になって消滅して行く。

　リコの場合は既に死んでいたのを溝呂木から操り人形として生かされていた形
なので、魂を覆っていた操り人形の要素が浄化されて光の粒となり消滅して
いったのではないかと解釈していた。

　コヨミも賢者の石が作り出した魔力で生かされていたのが賢者の石を持ち出さ
れてコアがなくなったため体を維持できなくなったという事か。

　それでも消滅する時に自分が幸せだったと告げる事により魔力が浄化されて
光になったのではないかと思う。

　つまり光となって消滅するというのは両作品とも死んでいた魂が浄化されて
昇天していくという事になるのではないだろうか。