ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
検証!北京五輪・陸上偏
先日終わった北京五輪で日本が獲得したメダルは金9・銀6・銅10という
合計25個。
期待通りだった種目、ダメだった種目を それぞれ検証していく。
まずは陸上から
陸上は大会前に‘メダル2個に入賞5が目標’と陸連幹部が言っていた。
メダル2個とは女子マラソンと男子ハンマー投げの室伏だ。
ただ気になるのは前年に大阪で行われた世界陸上で、地元での開催
にも拘わらず土佐礼子の銅メダル1個に終わる惨敗を喫していた。
1年前に期待されたのが短距離でメダリスト経験のある200m の末続や
400mハードルの為末。
メダルは無理だろうがファイナルに残れるのは?と思われたのは女子
走り幅跳びの池田や男子走り高跳びの醍醐に男子棒高跳びの沢野ら
だが、誰1人ファイナルに残れなかった。
前年期待されたメンバーは今回もファイナルに残れず。
メダルは男子400mリレーが前回のトップ3(アメリカ・イギリス・ナイジェリ
ア)が予選でバトンミスしたという幸運にも恵まれての3位のみ。
とはいえ短距離種目でのメダルは素晴らしいのだが・・・・・
入賞は室伏の5位と男子50㌔競歩の山崎勇喜が7位というもの。
シドニーでは女子マラソンの高橋尚子が金。
入賞は女子マラソンの山口衛里が7位、男子1万mで高岡寿成が 7位で
男子400mリレーで7位。
他に伊東浩司が100mと200mで、末続慎吾が200mでSファイナルに進出
している。
Sファイナリストは16位以内だ。
シドニーでは男子マラソンよりもトラック競技の方が健闘していたのだ。
アテネでは女子マラソンの野口みずきと男子ハンマー投げの室伏広治が
金。
入賞は女子マラソンの土佐礼子が5位、坂本直子が7位。
男子400mリレーと1600mリレーで それぞれ4位、男子マラソンで油谷繁
が5位で諏訪利成が6位だった。
それに引きかえ北京ではトラック・フィールド・マラソンと全てで希望が見え
ないのだ。
男子マラソンで金メダルを獲得したワンジルの言葉を噛みしめて見る必
要がある。
陸上もプロ化によって選手寿命が飛躍的に上がり、30歳を過ぎても第一
線で活躍できる選手が激増している。
反対に世界のトップで勝つには若さだけでなく経験が必要だという事だ
が、日本人選手の場合は昨年の世界陸上と北京で自己ベストも出せずに
惨敗しているのは調整法を間違えているとしか思えない。
つまり若い頃と同じメニューをこなす事に汲々として疲れを溜めてオー
バーワークになってしまうのだ。
特にマラソンで2人もスタートラインに立てない選手を出すなど前代未聞
だし、悪い事に現場出身の連中は‘マラソンを走るには壊れる寸前まで
追い込まないと戦えない’とオーバーワークを肯定するような事を言って
いる。
これでは未来永劫 世界には通用しないだろう。
ちなみにワンジルは
‘駅伝の練習をしないといけないから会社を
辞める’ と言った。
そう、もはや駅伝はトラック&マラソンにとって
百害あって一利なしとなっているのだ。
マラソン&トラック練習に力を入れ駅伝の練習は余興でやるという形に
しないと、五輪や世界選手権でメダルを取るのは無理だろう。
マラソンを復活させるにはオーバーワークを廃し、1にも2にも5000m& 10000mの強化に手をつけないと取り返しの付かない事になる。
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