ホンモノが分かる息子達？

　最近の我が家は毎週月曜日に息子達と仮面ライダークウガを2話づつ見て
いる。
　ヤッターマンと名探偵コナンが別枠に移動したので代わりに見せているの
だが、クウガは2話で1つのEPを終わらせるので ちょうどいい。

　現在40話前後まで見ており終盤に差しかかっているのだが、息子達も毎週
楽しみに見ている。

　面白いのが先日 長男が
‘やっぱりクウガが1番面白い、

　　　　　　　　　　　　　　ディケイドは今ひとつ’
と言い始めたのだ。　

　そこで‘ディケイドとキバはどっちが面白かった？’と聞くと

 ‘キバの方が面白かった’

と言い、次男に聞いても同じ答が返ってきた。

 ちなみに息子達が本格的に仮面ライダーを見始めたのは電王からである。

　クウガは荒川稔久ワールドだし、キバはアギトと同じく井上敏樹ワールドだ。
　いずれもストーリー展開がしっかりしているのが特徴なのに対しディケイド
は平成ライダーの世界を回るという設定でスタートしたものの、いかんせん
31話で終わらせる予定だったため1つの世界を 2話づつで半ば強引に終わ
らせている感が強かった。

　だからクウガを順を追って見ているうちに内容は難しくてもホンモノの
作品の迫力が画面から伝わってくるのが息子達にも分かってきたようで、
僅か2話で終わらせたディケイド版クウガの世界よりオリジナルのクウガの
方が面白かったのだろうし その積み重ねがディケイドよりクウガやオリジ
ナルのキバの方が面白かったと言わしめているのかもしれない。

 ‘子供をバカにしてはいけない、子供はホンモノとニセモノを見
分ける目を持っている’とは特撮の神様・円谷英二の名言、だから円谷
作品では怪獣や宇宙人を否定し名前を売るためのみに出演しようとした
俳優は絶対に起用しなかったらしい。

　息子達がディケイドよりオリジナルのクウガが面白いという発言を聞いて
円谷英二氏の言葉を思い出した次第だ。

　ただし息子達は劇場版のオールライダー対大ショッカーや仮面ライダー
電王は‘面白かった’と言っていた。