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こーじ苑
世界王座に返り咲いた拳四朗陣営に求められるもの
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20220319-0201
京都市民体育館で昨日行われたWBC:Lフライ級タイトル
マッチは、前王者の寺地拳四朗が王者の矢吹正道を3RでKOし
昨年9月に奪われたタイトルを奪回した。
1Rからプレッシャーをかける拳四朗は通常のジャブだけでな
く右ストレートも打ち込む好戦的なスタイルでペースを握ると、
2Rも攻勢に出て王者を追い回す。
そして迎えた3Rに左ボディを効かせた後に打ち込んだ右スト
レートでダウンを奪い、王者は何とか立ったものの蓄積したダ
メージを判断したレフェリーは判断しストップし見事に返り咲
きに成功した。
試合前の予想では王者が前に出てプレッシャーをかけ寺地が、
いかに捌くか?だったのを覆した展開だった。
実際に昨年9月の初戦で矢吹のプレッシャーに押された寺地が
ジャブで捌いていたはずが4R終了後の途中採点でジャッジが評価
してない展開でリードされ焦って出たところにカウンターを再三
被弾する展開で、さらに目までカットする展開で10Rにストップと
いった試合内容だったが今回は立ち上がりから寺地がプレッシャー
をかけてペースを握ったためプレッシャーをかけてナンボの矢吹
が完全に受けに回る展開になった。
ちょうど19年に村田諒太がロン・ブラント相手に立ち上がりか
らプレッシャーをかけて2RにKOした一線を彷彿させる展開で、返
り咲きの鬼といわれた輪島功一が‘いかにペースを握るかが重要で
1/3のラウンドでスタミナの8割をつぎ込んででもペースを握るべ
し’と現役時代から語っていた理論を証明している。
こうしてみるとペースを握る事の重要性が分かるし、それに前
回の寺地の敗因がコロナによる試合延期とモチベーションの低下
だったと思われる。
特にモチベーションについては具志堅用高の13度防衛記録越え
を目指し8度の防衛中だったもののコロナ禍による試合枯れや井上
尚弥や村田諒太の興行では前座に組み込まれ、メインでの興行で
は地上波中継もなく世間一般から影が薄いという状況などが挙げ
られるだろう。
そういった意味で素晴らしい才能を持った寺地拳四朗を錆びつ
かせないためにも周囲は具志堅用高の記録越えではなく、京口紘
人らとの統一戦やフライ級進出などの才能を輝かせるマッチメイ
クが必要不可欠だろう。
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具志堅時代なら防衛回数さえ伸ばせれば周囲は認めたのですが、いかんせん今は対戦相手の質にも言及されるようになってますからね。
どうもボクシング界は大橋秀行や帝拳ジムなど一部を除いて、昔の価値観を未だに持っているしマスゴミがそれを後押ししてますからね。