これまでの仙台育英を考えると

 今年の夏の甲子園で東北勢悲願の初優勝を果たした仙台育英だが、
個人的に‘仙台育英よくぞ、ここまで’という思いがある。

 というのも高校野球見始めた頃に甲子園で勝ったのを見たのは78
年夏が初めてで、それまで夏は未勝利校で有名だったし福岡県人で
ある私にとって同じ県内のライバル校・東北よりも仙台育英と対戦
すると‘ラッキー’と思っていたクチだった。

 初めて見たのが75夏で大阪の興国にポテンヒットで先制しながら
HRで追い付かれ、リードを1-4と広げられた9回に2点返したものの
1点足りずに3-4で敗れたのを皮切りに77夏は高知相手に3回裏に5
失点するなどビッグイニングを作られ1-5で敗れている。

 78夏にエース大久保美智男が高松商・河地と壮絶な投げ合いを演
じ延長17回サヨナラ押し出し死球で悲願の初勝利を挙げ、2回戦も
所沢商に4-1で勝つも3回戦で準優勝した高知商に2-4で敗れた
のが最高成績。

 以後も81年夏は鹿児島実に2-3で、86年は佐伯鶴城に3-4で敗れ
ていた。

 81夏まで仙台育英のユニフォームはアイボリーホワイトでオレン
ジの縁どりのIKUEIの横に小さくGHSの文字が入り、アンダーシャツ
やストッキングは黒だったのだが、86年にライバル・東北の竹田利
秋氏が監督に就任してユニフォームのデザインを現行の慶應義塾大
モデルに替えたのだ。

 そして一気に注目されるようになったのが89年でエース大越基を
中心にが春ベスト8&夏準優勝という素晴らしい成績を残すと、一気
に優勝候補に名前が上がるようになった。

 とはいえ夏は89年以降平成になって実に30回中19回夏は出場して
いるものの決勝進出が01年春&15年夏と3度、ベスト8が94夏&17年
夏の2度で初戦敗退は実に3度と初戦敗退の雰囲気がない一方で2勝止
まりが6回と勝ち切れてない印象があった。

 とはいえ宮城は菊池雄星や大谷翔平に佐々木朗希らを輩出している
岩手と共に野球理論が最先端だから東北初の全国制覇をするとしたら、
どちらになるだろうか?という考えだったし宮城のライバルの
東北は
春夏通じて40回出場で平成に入ってからは15回なのに対し仙台育英は
春夏通じて43回&平成以後は33回と大幅に水を開けており一番手だと
思っていた。

 しかも東北はダルビッシュ有で一時代を築いて03年~04年は甲子園
出場を独占していたわけで、その間に打倒東北で地力を溜めるなど良
きライバルがいたからと言えるだろう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (こうちゃん)
2022-08-28 10:38:51
東北の高校は、逸材輩出が他より出やすい様に在る様。環境か何かあるのかな?。
 
 
 
新しい事に (こーじ)
2022-08-29 22:51:04
>こうちゃん様

 なまじっか伝統がないので、新しい事にチャレンジしやすいのでしょう。

 逆に中国&四国のチームは勝つこと以上に伝統を守る事に汲々としていると思われます。

 
 
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