一旦ネガティブなイメージなってしまうと…

 以前も記したように‘コロナ’という単語は太陽の冠という意味で
ポジティブなイメージだったため、トヨタの車やビールの銘柄だけ
でなく映画館やストーブのメーカーにも使われていた。

 ところが先日の新型コロナウイルスの影響で一気にネガティブな
イメージになってしまい、メキシコのコロナビールなど不買運動が
起きているという災難的なニュースまでが流れるわけで何とも気の
毒な話である。

 せっかくポジティブなイメージだったのが ある事件のおかげで
一気にネガティブなイメージになってしまい、そこから元に戻らな
かったネタといえば・・・

 まず科学兵器という言葉は70年代までは多くの人々が科学に対し
憧れを持っていたため未来的なイメージで語られていたわけだが、
90年代に入るとイラクなどが所持している毒ガスなどを化学兵器と
呼称し大量破壊兵器という位置付けにしていた。

 確かに‘科学兵器’と‘化学兵器’では字からして違うもののゴロは同
じなので‘かがく兵器’といえば‘化学兵器’=毒ガスというネガティブ
なイメージになっていたのを思い出す。

 だからレッドバロンのEDであるS・S・Iの歌では‘科学兵器で大勝
利~’という歌詞などは、今では感心されないものになっている。

 またゴッドハンドといえば凄腕の外科医や極真空手の創始者・
大山倍達のイメージで語られ、特に大山倍達がビール瓶をナイフ
で切ったように瓶を割るシーンは欧米人にとっては正しくゴッド
ハンドだったのだろう。

 ところが86年6月22日に行われたサッカーW杯メキシコ大会の
ベスト8でアルゼンチンのディエゴ・マラドーナがイングランド
選で、レフェリーの死角で手を使ったゴールを決め‘あれは神の
手=ゴッドバンド’と言い訳した事からゴッドハンドといえばレ
フェリーの死角で手を使うという狡いプレーの代名詞になって
いる。

 そういえばウルトラマンネクサスはビーストと戦うネクサス
がメタフィールドという位相空間を展開してビーストと戦うの
だが、ダーク・ファウストやダーク・メフィストら闇の巨人の
手に寄ってダークフィールドに変換されるという設定がある。

 メタフィールドではネクサスの力が優勢になるのだがダーク
フィールドになると闇の巨人が有利な空間になるのだが、一度
ダークフィールドになるとメタフィールドに戻せないという事
を考えるとポジティブなイメージの物が一旦ネガティブなイメ
ージになるとポジティブなイメージに戻せないというのを髣髴
させる。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« メリハリのな... 神戸製鋼 初の... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。