祝!西岡利晃 2010年度MVP

西岡が最年長MVP=亀田興に敢闘賞―ボクシング(時事通信) - goo ニュース

 今日ボクシングの2010年度表彰選手選考会が行われWBCのSバンタム級
王者・西岡利晃が初のMVPに選ばれ34歳と最年長での受賞である。

 これは極めて順当な結果だろうし、自身のブログでも
‘話題性や知名度で評価されるのではなく、本当の実力を
評価されて嬉しいです’
と記している。

 この言葉に西岡のプライドが窺えて嬉しい限りだ。

 西岡といえばデビューの頃から評判が高かったものの辰吉丈一郎を2度に
わたってKOしたウィラポンに4度挑戦し、2度の引き分けを含めて全て失敗すると
いう挫折を経験している。

 しかも持ち味のスピード感溢れるフットワークが01年9月にウィラポン相手に引き
分けた3ヵ月後のアキレス腱断裂で鈍ったりと一時は終わった選手という感じに
なっていた。

 ところがSバンタムに階級を上げて5KOを含む8連勝後の08年9月15日に行わ
れたWBCの暫定王者決定戦で宿敵のウィラポンがセコンドに付いたナパポーンを
大差の判定で下して5度目の挑戦で念願のタイトルを奪取。

 その後 正規王者のイスラエル・バスケスが網膜はく離で王座を返上したため
正規王者に昇格し5度の防衛に成功している。

 特に2度目の防衛戦では強敵ジョニー・ゴンサレスとの指名試合を敵地・メキシコ
に乗り込んで行い、1Rにダウンを喫したものの3Rに左ストレート一発で逆転KO勝ち
したのが印象深いし この試合が09年度の年間最高試合になっている。

 そして10月に行われた5度目の防衛戦では1位のタフで馬力のあるレンドール・
ムンローの攻撃を捌きながら一方的に打ちまくり4連続KO防衛は逃したものの、
大差の判定勝ちを収めている。

 34歳にして なおも成長を見せる王者がMVPに選ばれるのは
当然だろうし、復活した長谷川穂積や粟生隆寛らと来年は
ラスベガスあたりでビッグマッチに臨んで欲しいと思う。

 


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