日本勢、2大会連続入賞ならず=女子マラソン・レース経過〔五輪・陸上〕(時事通信) - goo ニュース^
ロンドン五輪は昨日 女子マラソンが行われエチオピアのティキ・ゲラナが
2:23:07の五輪新記録で優勝したのに対し日本勢は木崎良子の16位が最高
で尾崎好美が19位、重友梨佐に至っては2:40:06で79位という惨敗を喫した。
大会前にマスゴミは‘小さなカーブが次々に続くテクニカルなコースだから
スピードに劣る日本人選手にもチャンスがある’と無駄な期待を煽り立てて
いたが、そもそも日本勢と優勝候補達との間に絶望的なスピードの差があると
思っていたので全く期待しなかったが私の予想の方が不幸にも当たったわけだ。
北京五輪の後から女子マラソンも高速化の波が来て2時間20分を切るぐらい
のスピードなしではメダルはおろか入賞すら厳しい状況になっていた。
ちなみにシドニーとアテネで金メダルを獲得した高橋尚子と野口みずきには
海外勢と太刀打ちできるスピードがあったと共に自分からギャンブルのように
スパートをかける仕掛けができる思い切りのよさがあった。
ところが野口みずき以降の選手は概して粘りながら落ちてくる選手を拾って順位
を上げるタイプばかりなので、北京以前ならまだしも高速化した現在では通じない
だろうとは思っていた。
結局中間地点過ぎの24㌔あたりから脱落しての惨敗だから全く歯が立たな
かったという事だが、北京以降は女子マラソンも男子並みに高速化するのでは?
とまことしやかに言われていたにも拘らず陸連や企業は有効な対策を実行する
どころか相変わらずの駅伝の強化ばかりに熱中し‘駅伝があるから日本のマラ
ソンは強くなった’と言う監督の下で走っている選手が しっかりと‘結果’を出した
のは象徴的だ。
男子もそうだが現在のマラソンはアフリカ勢がトラックレースのような揺さぶりを
仕掛けながら選手をふるい落としていく展開になっているのだが、残念ながら駅伝
ではトラック並みの揺さぶりは後ろのランナーとの兼ね合いもあって難しいのが
現状だ。
だからこそアフリカ勢の揺さぶりに耐える事ができるタフなスピードランナーを
育成する必要があるのだが、そのためにはダイヤモンドリーグのような海外の
トラックレースに有力選手達を派遣して鍛え上げる必要がある。
にも拘らず低レベルの国内のトラックレースにすら選手を走らせずに駅伝に特化
した練習ばかりを恥ずかしげもなく繰り返す日本の実業団選手では多くは期待
できないのではないか。
最後に1つ・・・・・
シドニーとアテネの金メダリストの高橋尚子と野口みずきは
駅伝に頻繁に出場していただろうか?