木下忠司氏を偲ぶ

作曲家の木下忠司さん死去=「水戸黄門」など手掛ける、102歳

 昨日の新聞に作曲家の木下忠司氏が102歳で亡くなったという
記事が載っていた。

 木下氏といえば真っ先に思い浮かぶのは水戸黄門の主題歌をは
じめとした時代劇のBGMで1度聴いたら凄く耳に残るメロディで、
重厚なテーマから うっかり八兵衛が失敗した時のようなコミカル
なテーマ曲まで多士多彩な旋律は忘れられない。

 映画監督・木下恵介の弟だったというのは後から知ったが木下
監督の二十四の瞳や喜びも悲しみも幾年月のBGMを担当していた
との事で、特に喜びや悲しみも…の主題歌は名曲だったし今でも
耳に残る。

 映画音楽では点と線のような推理作品やガメラ対バルゴンのよ
うな特撮作品に、ちびっ子レミと名犬カピというアニメ作品も手
がけているのには幅広いジャンルで驚いた事があるしトラック野
郎シリーズも手がけているとは思わなかった。

 また時代劇でも水戸黄門だけでなく桃太郎侍や破れ傘刀舟悪人
斬りに鬼平犯科帳と性格の違う作品のBGMも担当しているが、
それぞれ印象に残る曲ばかりで作品の雰囲気をしっかりと醸し出
しているのが特徴だろう。

 聞いただけで誰の作曲か分かるBGMといえば仮面ライダーシリ
ーズや暴れん坊将軍にドラえもんなどを担当した菊池俊輔が思い
浮かぶが、菊池氏は木下氏に師事していたとの事でガメラ対バル
ゴンの後はギロン以降を引き継いでいるし赤いシリーズも2人で
担当しているなど師弟コンビで同じシリーズを担当しているのに
は驚いた。

 そういう意味では菊池俊輔という偉大な弟子を育てたというの
も素晴らしい功績だろう。

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