国際大会の順位決定戦について

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/thedigestweb/sports/thedigestweb-71954

　昨日Ｗ杯順位決定戦の最終戦を終え来年のパリ五輪出場権を獲得
した男子バスケットボール日本代表は、最終的に大会を2勝3敗で終
え得失点差などから大会を32チーム中19位で終えた。

　バスケットボールW杯は2次ラウンド進出ができなかった16ヵ国が
1次ラウンドの成績を持ち越して2試合の順位決定戦を行い、他のグ
ループで南スーダン・フランス・日本が3勝2敗で並び南スーダンが
＋25で＋18のフランスを上回り日本は―10だったので17位に南スー
ダンが18位にフランスが入り日本は19位という事になる。

　バスケットボールW杯は1次ラウンド敗退でも順位決定戦2試合が
あるのだが日本のようなチームは、ここからが本番で来年のパリ五
輪出場権をかけた各地域の1位争いが絡むため重要な2試合だった。

　思えばサッカーやラグビーW杯はグループステージ敗退が決まる
と、そのまま終了という形になり決勝ラウンドに進めなければ意味
がないという発想だ。

　五輪では個人的な記憶ながら92バルセロナ五厘まで例えばバレー
ボールなどは順位決定戦があり、92バルセロナでは男子バレーが
準々決勝敗退後5位～8位決定戦の予備選で旧ソ連にフルセットの
末に勝ち5位～6位決定戦でイタリアに敗れて6位になっている。

　とりあえず予選ラウンドでロス&ソウル連続金メダルのアメリカ
と前回銀メダルの旧ソ連に勝ったのだから大したものだし、最終的
な順位を決めるのはチベーションを高める事ができる。

　ところが04年アテネあたりから準々決勝敗退した4チームは順位
決定戦を行わず4チームが5位タイ扱いになっており、当時少しば
かり拍子抜けした感があった。

　順位決定戦は優勝やメダル争いをするチームには不要だがバス
ケのように五輪出場権がかかると重要な戦いになるわけで、それ
を考えると1次ラウンド敗退が決まっても同等のチームと戦える
順位決定戦の存在は大きいと思うのだ。