ダルビッシュ魔の立ち上がり

 WBCサンディエゴラウンドの第2戦で日本は韓国に1-4で敗れ明日
Sファイナル進出をかけてキューバと対戦する事が決まった。
 先発は前回0に抑えられた奉重根とダルビッシュのマッチアップ。

 日本のエースと言われるダルビッシュだが、唯一の不安は立ち上がり。
 ところが案の定、球が上ずって ばらつきリズムも悪く先頭の李容圭に
0-3からストライクを1つ取った後にレフト前に打ち返された。
 更に2番・鄭根宇の初球に盗塁すると鄭の打った打球は2塁ベース寄りに
転がる幸運な内野安打、続く3番・金賢洙は2塁ゴロだったがショートへの
送球を片岡が落球し先制される。

 なおも金泰均が歩いて満塁から1アウト後に李晋映が叩き付けた打球が
村田の頭上を越える2点タイムリーヒットとなり大きな3点が韓国に入った。

 ダルビッシュ2回以降は1安打6三振に抑える好投で立ち直ったし、打線も
奉重根から前回よりは捉えていたので余計に立ち上がりの乱調が悔や
まれる。
 しかもクリーンヒットは先頭の李容圭の1本のみだ。

 日本打線は1回にイチローの内野安打コースの2塁ゴロが正面を突き、
2番・片岡の1・2塁間のヒット性の打球を好捕された。
 2回に先頭の小笠原が四球で出塁するが、内川が0-2からライトへ打ち
返したもののライトの正面。
 6回には先頭の青木が1塁線への強い当たりがライン際を詰めていた金
から好捕され2アウト1塁ではPH稲葉の0-2から打ったピッチャー返し、
これを弾くが2塁正面に打球が転がるなどツキがない。

 5回に福留・城島の連打から岩村・イチローの内野ゴロで1点を返した
のみで、7回には城島が2-3から見逃し三振した時にバットをその場に
置いたところ侮辱行為と見られて退場させられるなど最後まで悪い流れを
取り戻せず。 

 終わってみれば韓国のヒットは4本だったのに対し日本は7本、
四死球も含めると毎回ランナーを出していたのだ。
 いかに1回の3点が効いたか分かるだろう。

 日本では立ち上がりが悪いダルビッシュに対しノーアウトのランナーを
出すと2番はバントで送るケースが多い。
 仮に盗塁してノーアウト2塁にしても1アウト3塁を作るだろう。 

 ところが韓国は強打し内野安打でノーアウト1・3塁としたのだ。
 これで完全にダルビッシュは浮き足立ちリズムを崩したので、 2塁封殺を
狙った岩村からの送球を片岡がランナーと交錯して落球するという最悪の
展開となったのだ。

 考えてみると7日の韓国戦で金広鉉を日本が攻略したのも1回にイチロー
・中島・青木の3連打で先制し金のリズムを崩した。
 バントで1アウトを与えると立ち上がりの悪いピッチャーを立ち直らせて
しまうリスクが大きいという事だろう。

 この1敗は痛いが明日のキューバに勝てばSファイナル進出と
なるので、何としても勝たないといけない!

 ある意味 決戦となる。  

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
勝ちましたー! (Shingo-Ringo)
2009-03-19 17:15:59
キューバに勝ちましたね!

あと2つ勝てば連覇です!

ここまできたら何とか成し遂げてもらいたいものです。
 
 
 
よかったです (こーじ)
2009-03-19 23:54:17
>Shingo-Ringo様
 とりあえず一安心ですが、まさかキューバを2試合続けて完封するとは思いませんでしたよ。

 さて明日の順位決定戦は勝って1位でアメリカとやるか?負けて2位でベネズエラとやるか?
 どちらがいいでしょうかね。
 
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