3話で防衛チームの基地が襲撃されるとは

　ウルトラマンAの3話・燃えろ超獣地獄では一角超獣バキシムが登場。
　空が割れて その空間から出現するバキシムのシーンは今見ても斬新で、異次
元人が送り込んできたという設定が生かされているのだが もう1つ面白いなと
思ったのが3話にして早くもTACの基地がバキシムの襲撃を受けるのだ。

　TAC基地は富士山麓の富士五湖付近の気象観測所にカムフラージュして作られ
ているので、同じ富士山麓にあるウルトラ警備隊の基地のように地下のみに作られ
ているわけではない。

　防衛チームの基地が正面から攻撃されるのはウルトラマンのブルトン編が最初
だが、この時は基地の中が四次元現象になって隊員達が翻弄されるものの基地
そのものは無傷だった。

　だから正面から攻撃されて被害を受けるのは最終回にゼットンから襲撃される
シーンだろう。

　セブンでは六甲の防衛センターがキングジョーに襲撃され、防衛システムを作動
させて防戦するが殆ど効果はなかったものの辛うじてセブンが到着し事なきを得た。

　ウルトラ警備隊の基地自体が襲撃されるのは（時たま宇宙人から侵入されていた
のは除き）最終回にゴース星人の円盤に攻撃されるまではない。

　帰ってきたウルトラマンではMATは海底基地だったし基本的に怪獣が相手だった
という事で怪獣自体に襲撃されるシーンはなかったが、最終回にバット星人から
侵入され原子炉を破壊されて機能不全に陥ってしまった。

　タロウではZATの基地は東京のど真ん中にあるので格好の襲撃目標になるの
では？と思っていたら1話からアストロモンスの襲撃を受ける。
　しかし基地は円盤状になって空を飛んで逃げる事ができるという凄い設定
だった。

　防衛チームの基地が襲撃されるというのは一種のイベントなので第1期では最終
回限定だったが、エースでは3話で早くも襲撃されたのだから驚いた。
　
　ちなみに4話後の7話でも超獣ドラゴリーの襲撃を受けるのだった。