やはり異形の敵が必要?

 ウルトラセブンが他のシリーズと違うのは、異形ではない敵との戦いが
ある。
 EP33のシャドウマンやEP37のマゼラン星人などが代表的だ。
 ところが、この2つのEPは子供達には あまり評判がよくない。
 やはり異形の敵が登場し、セブンと戦わないと納得しないのだろう。

 例えば‘盗まれたウルトラ・アイ’ではセブンの登場時間は、僅かである。
 変身してマゼラン星から発射された弾道ミサイルの内部に突入し、操作
してミサイルの方向を変えただけ。

 一方で同じように変身時間が短いのがEP7の‘宇宙囚人303’
 キュラソ星人とホーク1号のβ号内で人質になったアンヌを救うべく突入
したダンが星人と戦い、墜落するβ号から脱出するだけのためにセブンに
変身する。
 墜落して強大化したものの火に包まれ自爆寸前の星人に対して、変身を
解いてしまうのだ。

 いずれもセブン対星人の戦いはないのだが、キュラソ星人が凶悪で悪さを
働いたのに対しマゼラン星人は目に見えた悪行はやっていない。
 やはり異形のキュラソ星人と地球人と変わらないマゼラン星人では、
視聴者の‘倒してくれ’という思い入れも弱いのだろうか?

 そういえば終盤で実相寺昭雄監督が演出した2作品も第4惑星の施設や
侵略部隊を全滅させるEP43‘第4惑星の悪夢’とベロリンガ星人と宇宙
空間で戦うもののあっけなく決着が付くEP45‘円盤がきた’も‘第4惑星・・・’
の方が地味なイメージだ。

 やはり異形の敵がいないと

盛り上がらないのだろうか?   

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
またしても (ゆう)
2008-06-21 00:58:23
三たびの登場失礼しまっす~。
そうですねぇ。確かにこれらのエピソードがあるからこそ、やれ、大人向けだ~。やれ子供が観ても判らない作品が多い、やれアンヌ隊員は美人だ~(ん?)(苦笑)と言う盛り上がりを見せるんでしょうねぇ?
冗談さておき、やはりセブンの魅力はその作品群の多様さが一番でしょうかねぇ。
若き才能と洗練された老練なテクニックそれを認める度量の広さ等それらが最大限開花した結果今迄に無かったそしてこれからも他の追随を許さないそんな傑作になったのではないですかねぇ。こーじさん。
 
 
 
何度でも どうぞ (こーじ)
2008-06-21 22:58:29
>ゆう様
 ホント、作品の多彩さはウルトラQと双璧で他のシリーズの追随を許さないものがありますね。
 脚本家も、第2期のヒーローブームを支えたそうそうたるメンバーで固めてますからね。

 
 
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