封印された波動砲

 宇宙戦艦ヤマト2199の24話でヤマトはイスカンダルに到着するものの、イス
カンダルが地球側に供与した波動エンジンを武器に転用した波動砲を
使っていた
事に対しコスモリバースシステムの提供を逡巡する場面が描か
れていた。

 2199でのイスカンダルは波動エネルギーを用いた兵器によって大マゼラン
銀河を支配していたものの、その愚行を恥じて優れた技術を封印し全宇宙の星の
救済を使命としているとの事。


 それを考えるとスターシャにとって波動エンジンはヤマトが往復33万6千光年の
旅を成功させるために供与したのであって、兵器として使用する
ために送ったの
ではないため兵器に転用したヤマトにも不信の目を向
ける事になっていたのだ
ろう。


 もっともヤマトに乗艦していた末妹のユリーシャがイスカンダルに到着するまでの
ヤマトの行程をしっかり報告しているので、ヤマトが生き残る
ために止むなく使用
した旨を報告しただけでなくガミラスのヒス副総統も
ヤマトがガミラスの民を波動
砲によって救った事実を知らされていた。


 だからこそコスモリバースシステムを提供された代わりに波動砲の発射口に封印
プラグが挿入されて封印される事になった。


 こういう細かな描写が旧作とは違う2199ならではの面白さだろう。
 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
システムのキーポイント (こうちゃん)
2013-09-18 12:28:25
コスモリバースシステムのキーポイントは、自動航法装置に安置された古代進の兄、古代守の亡骸と彼の魂でしょうね。これを波動砲のシステムを使って地球に撃ち込む感じがします。地球の波動を宿した物質が不可欠みたいなので。後、スターシャが自分のお腹を気にする仕草があった所を見ると、守の子供を宿してる様です。これはゴルバ編のエピソードを彷彿させます。これからのヤマトに期待大ですよ。
 
 
 
なるほど (こーじ)
2013-09-18 23:30:22
>こうちゃん様
 古代守の魂がキーパーソンですか、なかなか考えてますね。

 古代守の魂OR亡骸をヤマトに乗せるのならばスターシャの悲しげな顔も理解できます。

 2199でもスターシャと古代守の間に、子供ができるという設定は受け継がれているのでしょうね。
 
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