北京五輪DAY1： 誰がための開会式？

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20220205-0051

　北京冬季オリンピックが昨日から始まり開会式が日本時間の
21：00から91カ国2900人が参加して行われたのだが、大会前か
ら開催国の中国の人権問題に抗議してアメリカや日本などが政
府首脳を開会式に派遣しない外交的ボイコットが大いに話題に
なっていた。

　五輪の開会式に関しては前日記したように72札幌の時などは
11：00に始めて1時間10分で終わるプログラムで遂行しアトラク
ションなども行ってなかったのだが、最近では参加国が増えたと
いう事情もあって異常に長く夏の五輪ならばまだしも冬の五輪の
開会式を夜間に長々と行うというのはどう見ても選手ファースト
ではないと思われるのだ。

　実際今回も2時間以内で終わる予定が、2時間半はかかっている
ので何とか言いながら長いわけで翌日が試合の選手など出席でき
ないのではないか。

　しかもマスコミは例えば‘昨年の東京五輪の時など開会式の事ば
かり語り、実際行われた競技の素晴らしさなどについてはあまり
触れない傾向が強く‘五輪で大事なのは競技より開会式か？’と言い
たくなるぐらい開会式を妙に取り上げるのが好きである。

　そもそも開会式をマスコミが‘どこの国は誰それが来ていた’的な
形で大きく取り上げるので‘五輪外交’なる言葉が生まれてしまい、
本来なら政治とスポーツは分離するべきという言葉とは裏腹に完全
な政治ショーとなっている。

　個人的には五輪の開会式は入場行進と聖火点火だけ見ればいいし、
高校野球の開会式でも入場行進が終わるとチャンネルを替えてしま
うぐらい他の行事に興味はない。

　それに引き換えサッカーやラグビーのW杯は選手の入場行進など
なく、セレモニーが行われるだけで凄くシンプルな形が印象的だ。

　まぁ五輪では入場行進を廃止せよとは言わないが少しでも手短に
行われるべきではないかと思うし、それが出場する選手達のためで
もあるのではないだろうか。