夏場の水分補給について

 これから夏本番、炎天下での運動など熱中症が怖い時期に
なってきた。
 私が学生の頃などは‘水を飲むとばてるから飲むな’と
いう迷信が、まことしやかに信じられていたのだ。
 だから練習中や、試合中に水を飲むのは禁止されていた。
 ところが最近は‘水分補給は必要不可欠’と言われている。
 そこで水分補給のコツを記しておきたい。

 水分を補給するときは
①ぬるめの水を大量に飲む
②ぬるめの水を少量飲む
③冷たい水を大量に飲む
④冷たい水を少量飲む
 の4パターンあるが、正解は④である。
 
 冷たい水を少量づつ飲む事によって血液を冷却する効果が
あるし、腹に溜まらずに済む。

①は熱が体内に篭って、かえって危ない
②は呼び水になって、かえって喉が渇く
③は腹を壊しかねない
 というリスクがある。

 実は94年のサッカーW杯アメリカ大会で、この理論の正し
さを確信した。
 94年アメリカW杯は、猛暑の中で行なわれただけでなく
開催地がフロリダやダラスなどの高温の都市、更にヨーロッ
パのTVのゴールデンタイムに合わせて昼の12時キックオフと
いう暴挙まで行なわれた。
 確かダラスかフロリダでの試合だったと思うが、試合終了
と同時にピッチの上に小さなビニールのカスが散乱している
のだ。
 手の平サイズのビニールパックに入った、スポーツドリン
クをギンギンに冷やして、プレーが切れる度にこれを1パック
づつ飲んではピッチに捨てていたのだ。
 手の平サイズのビニールパックといえば、せいぜい2口分
ぐらいの量だ。
 通常はボトルで水分補給をするのだが、この大会は暑過ぎた
ために飲み過ぎる可能性が高いので、こういう方法が取られた
と思われる。
 前日にも書いたが、喉が渇いてからでは水分を取り過ぎて
却ってバテる。
 だから水分補給は、喉が渇く前に少量づつこまめに取るのが
大事だというわけである。
 そういう意味ではペットボトルごと凍らせて、溶けた分だけ
飲んでいくというのはOKだ。
 気をつけないといけないのが、汗で失うのは水分だけではない
のでスポーツドリンクの方がいいと思われる。
 ただスポーツドリンクは、甘味があって喉が渇きやすいので
お茶かミネラルウォーターをスポーツドリンクと一緒に準備して
おくのがベストだろう。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (日出夫)
2007-07-18 23:26:14
こーじさん、ご無沙汰です。
お元気ですか?   ほんと我々の時代は命がけで
練習していたかもしれませんね。(笑)
因みに私は、こっそり飲んでました~。
そういえば、あと一歩で県大会進出を逃した様ですね。
 
 
 
仕事柄 (屯田兵幸雄)
2007-07-19 00:46:06
冷たい飲物とタオルは必要なのですが現在ギックリ腰のために休暇中1週間、



歩く立つ寝る全てが不自由



く・・・そ
 
 
 
Unknown (まみ)
2007-07-19 06:10:09
私、空手から帰ったあと、飲んでも飲んでも喉が渇いて治らなかったんですけど、
昨日、スポーツドリンクを凍らして持ってったら、
帰ってから前ほどのど乾きませんでした☆☆
この記事を見て、「私って偶然にもウマイことしたんだなぁ♪」と自分に感心してますw
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2007-07-20 00:01:10
>日出夫様
 お久しぶりです。
 母校はまぁ2つ勝てば十分ですよ、あの戦力なら。
よくやりました。
 確かにあの練習でよくぞ死人が出なかったものです。

>屯田兵幸雄様
 それは大変ですね、ギックリ腰はクセになりますからお大事に。
 
>まみ様
 スポーツドリンクは、そういう意味で体にいいのです。
 あと熱いお茶も喉の渇きを止めてくれますよ。
 
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