メダルを逃した3種目ではあるが 

15歳ザキトワが金!宮原4位 坂本6位 日本女子2大会ぶりメダルならず

 今日の午前から昼過ぎにかけて平昌五輪フィギュアスケート女子
シングルのフリーが行われSP4位スタートの日本の宮原知子はFSで
も7つのジャンプを完璧に決め自己ベストとなる146,44をマークし
222,38としたが、SP3位だったケイトリン・オズモンドが231,02
と上回られ4位で惜しくもメダルを逃した。

 また前夜行われたノルディック複合団体戦で前半のジャンプで3位
スタートだった日本は、後半のクロスカントリーで逆転され4位に
終わる。

 更に今夜行われたスピードスケート男子1000でも小田卓朗が1:
08:568で5位と、こちらもメダルにあと一歩だった。

 マスコミは‘メダルを逃した’と残念がる雰囲気だが正直言って、
これら3種目の4位&5位は悪い成績ではないと思う。

 まずフィギュアスケートの場合もともとアリーナ・ザギトワとエ
フゲニア・メドベージェワの2強による優勝争いと見られており、
世界選手権2位のケイトリン・オズモンドらカナダ勢やアメリカ勢に
ソチ銅メダリストのカロリー・コストナーに宮原知子が絡むと言わ
れてきた。

 問題は宮原は左股関節を疲労骨折した事によるブランク明けで、
ジャンプの回転不足を取られやすいという課題もあった事からメダ
ルは厳しいと思われていたがSPとFSとも自己ベストを出しての4位
だから仕方ないしオズモンドが目立ったミスをしなかったら実績か
らいっても難しいのでSP5位発進し最終組で演技した坂本花織同様
よく頑張ったといえる。

 ノルディック複合はターゲットが比較的クロスカントリーが弱い
オーストリアとの銅メダル争いだったのだが、前半ジャンプでオー
ストリアにリードを奪うべきところを19秒差を付けられたのが全て。

 とりあえずジャンプでは4人全員がK点である125m越えと頑張っ
たのだがオーストリアは全員が130m台をマークしているので頼み
のジャンプで後れを取った。

 クロスカントリーは2番手までが粘っていたものの3番手の山元
豪で引き離される形で力尽きたのだが、メダルを逃した長野以降は
最高が5位だったので今回キーマンとなった山元が成長すればメダ
ル奪回も夢ではないかもしれない。

 スピードスケートも男子は500しか世界に通じなくなっていたの
を小田卓朗が1500に続いて1000でも5位入賞というのは大いなる
進化で、女子を見ても1500から1000の強化が必要不可欠というの
が分かるように中長距離の入賞は復活への第一歩とも言えるのでは
ないか。

 何事も強くなるまでには時間がかかるのに対し弱くなるのは一瞬
なので、特に男子スピードスケートは女子団体パシュートで金を取
らせたヨハン・デビットコーチらの手腕に期待したい。

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