一旦やられるのは田口成光作品の特徴

 今から50年前の今日71年2月25日にOAされた帰ってきたウルトラ
マン46話・この一撃に碇をこめてはブーメラン怪獣レッドキラーが
登場するのだが、このレッドキラーを操るのはズール星人で紙芝居
屋に化けて自らが作ったシナリオ通りに事を進めようと企むだけで
なく徹少年を襲撃して郷秀樹に轢かせて罪を着せるなど戦闘能力は
低い一方で狡猾さを前面に押し出している。

 第4クールは以前も記したように星人+怪獣のコンボでの侵略が
目立つケースが多く、星人自体は大して強くないのはスノーゴン編
のブラック星人やパラゴン編のストラ星人ら石堂淑朗作品に多いの
だが今回は田口成光の作品。

 今回は怪獣を使った破壊工作をするだけでなく、郷秀樹まで罠に
嵌めようとするわけでタチは悪い。

 紙芝居の内容はウルトラマンを登場させずにMATのみで怪獣を倒
す展開で星人が扮した紙芝居屋曰く‘ウルトラマンとてしょせん宇宙
人、地球の平和を守るのに宇宙人は要らない’と語っていたが、その
ように語って子供達を洗脳しようとしたのか?とも思うが紙芝居で
は一握りの子供達しか無理なのだが・・・

 紙芝居の物語同様に登場したレッドキラーを原爆と同じ威力だが
放射能は出ない兵器スーパーカノンで一度は倒すものの、二度目に
出現した時には効かないというのは次回作のウルトラマンAで郷秀
樹に化けたアンチラ星人がザイゴンをウルトラレーザーで一旦倒す
ケースと似ているが同じ田口作品だ。

 つまり一度は倒されたふりをして再び出現するというケースはタ
ロウやレオでメインライターを務めた田口成光の特異パターンのよ
うで、そういえばレオは特に書記は一旦やられて再戦で勝つパター
ンが定番化していたのでこれもその流れなのだろうか。

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